水力発電電力量の増加を目指す
当社および北陸電力株式会社は、さらなる水力発電電力量の増加を目指し、「ダム最適運用システム」の開発を進めています。2017年度より浅井田ダムへの水の流入量を予測する「流入量予測AI」の検証を行うとともに、2020年度より流入量予測AIを基に最適なダム・発電所運用を計画する「ダム最適運用AI」を追加した「ダム最適運用システム」の共同開発に取り組んでまいりました。
浅井田ダムでの検証を踏まえ、2021年度から、北陸電力が有する神通川水系5つのダムに適用範囲を拡大し、5つのダム全体で最適運用の検証を進めてきました。その結果、AIの提案に沿って運転員が操作することで、水系全体で1%程度の水力発電電力量の増加が見込まれることが確認できたことから、このたび、「ダム最適運用システム」の運用を開始いたしました。
今後、両社は最新鋭のAI技術を取り込みながら本システムを常に高度化・進化させ、CO2を排出しない水力発電電力量の増加に向けて継続的に取り組んでまいります。
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