海外橋梁工事の設計DXによる業務効率化
当社は、プロジェクトにおける設計業務の効率化と国際競争力強化を目指し、BIM※1モデルを活用した設計プロセスのDXを推進しています。
海外橋梁工事においては3次元モデル作成ツールのノーコードプログラミング機能を活用し、BIMモデルのパラメトリックデザイン※2化を実現しました。この技術を海外の橋梁建設プロジェクトに適用することで、これまで2次元図面と3次元BIMモデルを二重に管理していた設計情報をBIMモデルに一元化することが可能となり、業務効率を大幅に向上させました。さらに、BIMモデルから得られる正確な部材形状データを材料発注に活用することで、材料歩留まりを85%から89%まで改善し、コスト削減とCO₂排出量の削減を実現しました。
今後は、この技術を設計分野にとどまらず他工程へも展開し、プロジェクトのライフサイクル全体でBIMモデルを活用することで、より創造的で効率的な業務プロセスの実現を目指します。
※1 BIM(Building Information Modeling):建物の形状や属性情報を3Dモデルで一元管理し、設計・施工・運用に活用する手法
※2 パラメトリックデザイン:3D-CAD上で寸法を変数として定義し、形状を自動生成する設計手法

その他事例
-
環境プラントの無人運営に向けて
廃棄物処理プラントではごみの種類により燃焼状態が変化するため、安定運転には熟練オペレータの...
View More -
橋梁配筋のAI自動検査
橋梁工事では、鉄筋が図面通りに配置されていることを確認する「配筋検査」で、多くの人員・労力を...
View More -
バイオマス発電プラント異常予兆検知
バイオマス発電では、燃料品質に左右されず、高い発電出力、発電効率を安定的に達成することが求められます...
View More -
ダム最適運用システム
当社および北陸電力株式会社は、さらなる水力発電電力量の増加を目指し、「ダム最適運用システム」の開発を...
View More -
3D活用
建設現場においては、搬入された部材の管理、工事・進捗管理は重要な課題ですが、現場の作業員に都度データを...
View More -
デジタルツインによるプラント操業最適化
当社は、プラントをより効率的に操業するためにデジタルツインの活用を進めています。メタン発酵プラントは...
View More -
画像認識AI技術を用いたボルトの締付検査システム
鋼製橋梁は長さ10m程の部材同士を高力ボルトを用いて接続することにより建設します。接合部のボルトは1橋あたり数...
View More -
ボイラメンテナンス用新型吊り足場の開発
JFEエンジニアリングの2社は、建設業界で広く活躍が期待できる新型伸縮足場「アンブレラ・デッキ」を開発いたしました。...
View More -
プラント工事現場向け施工ロボットの開発
JFEエンジニアリングの3社は、プラント建設工事現場で活躍する施工ロボット3機種を共同で新開発いたしました。現在22年度中の製品化に向けて準備を進めています。...
View More -
電力ビジネスにおけるエネルギーマネジメントシステム
当社は、自社で建設した再エネ発電所で発電した電力や他社から調達した電力を顧客に小売供給するための....
View More
お問い合わせ



