デジタルツイン(データ同化)による運転最適化
食品廃棄物等を発酵させ、生じたメタンガスで発電を行うメタン発酵プラントでは、収集された原料の成分に偏りが大きいため発酵状態が変動しやすく、メタンの発生量を一定に保つことが困難でした。当社では、メタン発酵の化学的プロセスを表した理論モデルを、プラントの運転データを用いて都度修正することでメタン発生量の予測精度を高めるデータ同化の技術を開発しました。さらにこの技術を用いて、原料投入から発電するまでのプラントの挙動を把握できるデジタルツインを構築しました。デジタルツインの中では、必要な廃棄物処理を行いつつ最適な発電出力を得ることができる原料投入計画と操業条件を求めるアルゴリズムが実装されており、安定かつ効率的なプラント運営の実現に寄与しています。
その他事例
-
環境プラントの無人運営に向けて
廃棄物処理プラントではごみの種類により燃焼状態が変化するため、安定運転には熟練オペレータの...
View More -
橋梁配筋のAI自動検査
橋梁工事では、鉄筋が図面通りに配置されていることを確認する「配筋検査」で、多くの人員・労力を...
View More -
バイオマス発電プラント異常予兆検知
バイオマス発電では、燃料品質に左右されず、高い発電出力、発電効率を安定的に達成することが求められます...
View More -
ダム最適運用システム
当社および北陸電力株式会社は、さらなる水力発電電力量の増加を目指し、「ダム最適運用システム」の開発を...
View More -
3D活用
建設現場においては、搬入された部材の管理、工事・進捗管理は重要な課題ですが、現場の作業員に都度データを...
View More -
画像認識AI技術を用いたボルトの締付検査システム
鋼製橋梁は長さ10m程の部材同士を高力ボルトを用いて接続することにより建設します。接合部のボルトは1橋あたり数...
View More -
ボイラメンテナンス用新型吊り足場の開発
JFEエンジニアリングの2社は、建設業界で広く活躍が期待できる新型伸縮足場「アンブレラ・デッキ」を開発いたしました。...
View More -
プラント工事現場向け施工ロボットの開発
JFEエンジニアリングの3社は、プラント建設工事現場で活躍する施工ロボット3機種を共同で新開発いたしました。現在22年度中の製品化に向けて準備を進めています。...
View More
お問い合わせ