2024年2月14日
JFEエンジニアリング株式会社
JFEエンジニアリング株式会社(社長:大下 元、本社:東京都千代田区)はこのたび、印西地区環境整備事業組合※1より「(仮称)印西クリーンセンター次期中間処理施設整備運営事業」(以下、「本事業」)を受注しました。
同組合は既存施設の老朽化に伴って、新たにエネルギー回収型廃棄物処理施設(ストーカ方式焼却炉、78t/日×2炉)およびマテリアルリサイクル推進施設(10t/日)の建設を計画しています。
今回、当社は、高いエネルギー回収率やDX(デジタルトランスフォーメーション)などの最新技術を活用した提案が評価され、本事業の設計・施工と20年間にわたる運営業務をDBO方式※2により一括で受託しました。
新設する施設は、超高温高圧ボイラの採用により、国内の一般廃棄物処理施設としては最高レベルとなる高効率発電を実現します。
焼却炉には当社独自の「高温空気燃焼技術※3」を発展させた「対向流燃焼方式※4」を採用し、さらに自動運転AIシステム「BRA-ING®※5」を導入することで、幅広いごみ量・ごみ質に対して、燃焼の安定化と発電出力の向上を図ります。
また、AI煙検知システム「Smoke AI※6」をはじめとした当社独自の火災対策技術を導入し、昨今課題となっているリチウムイオン電池由来の火災を未然に防止します。
これらに加えて、横浜本社内の「グローバルリモートセンター※7」による遠隔運転監視・操業支援を行うことで、より一層安全で質の高い施設運営を行います。
当社はこれからも廃棄物発電プラントのリーディングカンパニーとして、廃棄物の有効活用によりSDGs(持続可能な開発目標)の達成と社会課題の解決を目指し、お客さまのニーズに合わせた最適な技術を提供してまいります。
- ※1 構成市町村は印西市、白井市、栄町
- ※2 Design=設計、Build=施工、Operate=運転を一括して発注する方式
- ※3 https://www.jfe-eng.co.jp/products/environment/urb03.html参照
- ※4 https://www.jfe-eng.co.jp/news/2018/20180625.html参照
- ※5 https://www.jfe-eng.co.jp/news/2020/20200727.html参照
- ※6 https://www.jfe-eng.co.jp/news/2021/20211202.html参照
- ※7 https://www.jfe-eng.co.jp/news/2018/20180316.html参照
本事業の概要
発注者 | 印西地区環境整備事業組合 |
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受注者 | (代表企業) JFEエンジニアリング株式会社 (構 成 員) JFE環境サービス株式会社 (協力企業) 株式会社奥村組 株式会社アジア開発興業 株式会社タイトウ 株式会社小幡工務店 |
事業名 | (仮称)印西クリーンセンター次期中間処理施設整備運営事業 |
工事場所 | 千葉県印西市吉田字馬込546番 他 |
事業内容 | エネルギー回収型廃棄物処理施設(ストーカ方式、78t/日×2炉) マテリアルリサイクル推進施設(10t/日)の設計・施工 20年間の施設運営事業 |
受注金額 | 319億550万円 (税込み) |
工事期間 | 2024年2月~2028年3月 |
運営期間 | 2028年4月~2048年3月 |
施設完成予想図
以上
本件に関するお問合わせは下記にお願いいたします。
- JFEエンジニアリング株式会社 総務部広報室