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焼却炉自動運転AIシステム「BRA-ING(ブレイング)」~2021年度 BRA-ING導入施設を10施設に拡大~

2021年3月9日
JFEエンジニアリング株式会社

JFEエンジニアリング株式会社(社長:大下元、本社:東京都千代田区)は、2020年7月にサービス提供を開始※1した、ごみ焼却炉の完全自動運転システム「「BRA-ING」rogo.jpg(ブレイング)※2」の導入を進め、当社が運営管理を担っている6施設への導入を行いました。
2021年度中にはさらに4施設に「BRA-ING」を導入予定であり、導入施設を計10施設に拡大します。

「BRA-ING」は、廃棄物処理施設における焼却炉の運転において、ベテランの運転員が行なうごみの燃焼改善のための介入操作を、完全自動化するシステムです。2020年度に導入した全ての施設において、自動運転中の燃焼温度や燃焼で発生する蒸気量が従来よりも安定していることを確認しており、今後導入する施設においてもさらなる安定操業を促進します。

なお、本技術は2020年7月の第46回優秀環境装置表彰※3の経済産業省産業技術環境局長賞の受賞に続き、12月には、2020(令和2)年度日本燃焼学会技術賞※4の表彰を受けました。「BRA-ING」による安定した自動運転と環境負荷低減の両立が高く評価され、受賞に至りました。

当社は、「BRA-ING」およびプラント運営全体の自動化を目指すプラント統合運営システム「J-Answer※5」の開発を継続し、くらしの礎を創り、担う企業として、豊富な知見と最先端の技術で循環型社会の形成及び環境保全へ貢献してまいります。


  • ※1 当社ニュースリリース https://www.jfe-eng.co.jp/news/2020/20200727.html
  • ※2 「BRA-ING」.jpg
    技術と経験を蓄積させた頭脳(BRAIN)と進化する(~ing)システムを組み合わせて、運転員のノウハウと最先端の技術を融合したシステムを表現。商標登録出願中。
  • ※3 日本産業機械工業会が主催し、環境保全技術の研究・開発及び優秀な環境装置の普及の促進を図ることを目的とした優秀環境装置の表彰事業。
  • ※4 同賞は、燃焼応用技術の研究・開発に顕著な功績を残した個人またはグループに対して贈呈される。
  • ※5 J-answer.jpg
    当社ニュースリリース https://www.jfe-eng.co.jp/news/2020/20201116.html

「BRA-ING」で自動運転中及び運転する施設例 (導入順)

    1. 熊本市西部環境工場

    焼却施設概要 280トン日(140トン/日×2炉)
    竣工時期 2016年3月
    導入時期 2020年7月

    2. サンライズクリーンセンター(岩国市)

    焼却施設概要 160トン/日(80トン/日×2炉)
    竣工時期 2019年3月
    導入時期 2020年11月

    3. 新潟市新田清掃センター

    焼却施設概要 330トン/日(110トン/日×3炉)
    竣工時期 2012年3月
    導入時期 2020年11月

    4. 西宮市東部総合処理センター

    焼却施設概要 280トン/日(140トン/日×2炉)
    竣工時期 2012年12月
    導入時期 2021年2月

    5. 船橋市南部清掃工場

    焼却施設概要 339トン/日(113トン/日×3炉)
    竣工時期 2020年3月
    導入時期 2021年2月(試験的に導入)

    「BRA-ING」による運転イメージ

    「BRA-ING」による運転イメージ.jpg

    以上

本件に関するお問合わせは下記にお願いいたします。

  • JFEエンジニアリング株式会社 総務部広報室

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