蒸気タービン

概略
JFEエンジニアリングの蒸気タービンの歴史は船舶駆動用タービンの製造を開始した1940年代に遡ります。その後、1960年代より産業用蒸気タービンの製作を開始、1970年代より需要が増加する発電付清掃工場や自家用発電所に最新鋭のタービンを供給し続け、現在に至るまで国内外に190台以上の高効率・トラブルフリーのタービンを納入して参りました。 近年は、バイオマス発電、廃熱回収発電等 再生可能エネルギー発電のための小中型タービンの需要も高まり、国内はもちろんのこと中国、東南アジアなど海外にも販路を拡大しております。
仕様
復水タービン、抽気復水タービン、背圧タービン、抽気背圧タービン
- 最大出力 100MW以下/台
- 最大入口蒸気圧力:14MPa
- 最大入口蒸気温度 540℃
主な用途
- 産業用発電プラント
- ゴミ焼却炉発電
- コジェネレーション
- 太陽熱発電
- バイオマス発電
- 廃熱回収発電
- ガスタービンコンバインドサイクル
主な向け先
- 製油所
- 発電事業
- セメント工場
- 製糖工場
- 化学プラント
- 製造業
- 製紙工場
- その他各種産業
- 食品工場
- 鉱業
- 製鉄所
タービンプラントエンジニアリング
当社はタービン単体の製造供給のみならず、エンジニアリング会社として、タービン周辺設備を含めたプラントの基本計画からエンジニアリング・機器調達・建設・試運転・アフターサービスを請負うことを得意としております。近年、産業構造の変化に伴う国内生産設備の統廃合により、工場内の蒸気バランスの変化・余剰蒸気が生じたプラント向けにタービン設置による発電を提案する機会が増えてきております。
蒸気条件は千差万別、お客さまのプラントプロセスによって異なります。JFEはお客さまの蒸気条件にもとづいた最適設計により、メリットの最大化と安定運用を実現する提案を行います。
当社タービンの特徴
- 多様な蒸気条件への最適化が可能なオーダーメード生産
- 高信頼性のフォーク&リベット方式動翼植え込み
- 現地据付・配管工事を簡略化するタービン&オイルユニットのワンパッケージ化
- 独自技術のステライトのレーザー溶着盛による耐エロージョン低圧段動翼