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「中部圏水素利用協議会」に参画 ~カーボンニュートラル社会に貢献する大規模な水素サプライチェーン構築を検討~

2021年8月17日
 JFEエンジニアリング株式会社

JFEエンジニアリング株式会社(社長:大下元、本社:東京都千代田区)は、このたび、中部地方における水素の需要拡大と安定的な利用のためのサプライチェーン構築を目指し、水素の大規模利用の可能性を検討する「中部圏水素利用協議会(以下、協議会)」に参画しました。 当社はカーボンニュートラル社会実現に向けたエネルギー生産・輸送・供給インフラに関する新たな取組みを多方面において加速化しており※1、本協議会への参画もその一環となります。

本協議会は「中部圏における水素の2025年社会実装、2030年商用化開始」という目標を掲げ、石油・ガス・電力などのエネルギーをはじめ、石油化学、自動車、金融など様々な業界を代表する企業により2020年3月に発足し、産業界全体で横断的に検討を進める国内初の取組みとなります※2

また、このたび、協議会会員企業のうち5社(住友商事株式会社、千代田化工建設株式会社、トヨタ自動車株式会社、株式会社日本総合研究所、株式会社三井住友銀行、以下総称して「共同受託者」)が、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、「NEDO」)より、「中部圏における海外輸入水素の受入配送事業に関する実現可能性調査」(以下、「本調査」)を受託しました※3。 

本調査では、2021年2月に協議会より発表した中部圏の水素需要ポテンシャル調査結果※4をベースに、大規模な水素サプライチェーン構築に向けた検討を具体化させることを目的としています。中部圏での海外からの水素輸入を前提とした大規模受入・配送事業の経済性を検証し、事業化に必要なファイナンス、技術、制度面における課題を整理します。
新たに協議会に参画した当社も会員企業の立場として、大型受入基地と産業セクター・地域を繋ぐパイプラインなどの水素配送サプライチェーンの構築に向けた技術的な条件・課題の整理、および計画立案の役割を担います。

当社は今後も、様々な取り組みを通じて2050年カーボンニュートラル達成へ大きく貢献して参ります。


  • ※1

  • ※2 【協議会 参画企業】※2021年8月時点。50音順。*は事務局。
    出光興産株式会社、岩谷産業株式会社、ENEOS株式会社、川崎重工業株式会社、*住友商事株式会社、中部電力株式会社、千代田化工建設株式会社、東邦ガス株式会社、*トヨタ自動車株式会社、日本製鉄株式会社、日本エア・リキード合同会社、株式会社日本総合研究所、*株式会社三井住友銀行、三菱ケミカル株式会社
    【協議会の目的、主な活動内容】
    水素社会の実現に向け、需要サイドにおける大規模な水素利用の具体的な方策を検討し、供給サイドと連携を図りながら社会実装に向けた取り組みを進めます。
    ▽海外からの水素大規模輸送が始まることを想定した、中部圏での水素受入拠点から需要サイドまでのサプライチェーンの検討
    ▽発電・石油産業等の各製造業の企業活動やモビリティでの利用など、中部圏全体での水素利用量のポテンシャルの試算
    ▽各々の需要サイドで受け入れ可能な水素コストの検討
    ▽実現に向けた技術面・金融面・制度面での課題を整理し、必要な施策と社会実装につながる事業モデルを提案

  • ※3

  • ※4

以上

本件に関するお問合わせは下記にお願いいたします。

  • JFEエンジニアリング株式会社 総務部広報室
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