日本の農業は、TPPに代表される貿易自由化や農業従事者の減少、耕作放棄地の増加など、さまざまな課題を抱えており、大規模化や生産効率の向上が求められています。
当社は、これまでに培ったエネルギーや環境分野におけるエンジニアリング技術や、新規投資による農業生産事業で養われた独自栽培ノウハウを駆使して、その地域に最適な農業ビジネスモデルを提案いたします。
2020年5月
食品産業グローバル展開推進事業 成果報告書
~ロシアに対する「8項目の協力プラン」に基づく事業可能性調査・実証事業~
令和元年度「食品産業グローバル展開推進事業」につきまして、上記の通り成果報告致します。
2019年12月17日
ロシア向け日本種イチゴ栽培用温室案件の受注について ~日本の高付加価値農作物栽培技術を海外に展開~
2018年9月5日
栃木県下野市でスマートアグリプラントを受注
2016年8月8日
新潟でスマートアグリプラントEPC(設計・調達・建設)を初受注
当社のスマートアグリプラントは、オランダ型の高度栽培制御システムに、当社の保有する様々なエネルギー利用技術を組み合わせ、高収穫・高品質の農産物栽培を実現したものです。地域の気象条件に応じて植物の育成に最適な温室内環境を創り出すとともに、その地域に最適なエネルギー源を活用し、多様な作物を通年で効率的に栽培することを可能にしています。
高度栽培制御システムとは、温室外の天候データや温室内の環境データを常時モニタリングし、栽培種に応じて温室内の環境を常に最適に保つよう自動制御するシステムです。環境を最適化することにより、植物の光合成を最大化し生産性を向上させることが可能となります。
当社の様々なエネルギー利用技術により、その地域に最適なエネルギー源を活用することが可能となります。天然ガスを燃料に、ガスエンジンから発生する「電気」、「熱」さらには排出する「CO2」まで利用するガスエンジントリジェネレーションシステム、木質チップを燃料とする「バイオマスボイラ」では熱に加えて、排出された燃焼ガスを浄化し、得られたCO2を温室内に供給しています。温泉熱利用では、得られる温水の温度に応じてヒートポンプで昇温し、安価な熱源として利用可能です。
事業者 |
エンカレッジファーミング株式会社 様 |
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所在地 |
新潟市 |
栽培面積 |
2ha |
栽培作物 |
ミニトマト |
竣工年 |
2017年 |
当社では2013年11月に、スマートアグリ事業の実証および、商業化を目的として、北海道苫小牧市に(株)Jファームを設立いたしました。(株)Jファームは、(株)アド・ワン・ファームとの共同出資による農業生産法人で、高糖度ミニトマトとベビーリーフの生産を行っております。2016年12月には、札幌工場を増設。本格商業生産を開始いたしました。
(株)Jファームウェブサイトはこちら![]() |
敷地面積 |
6.2ha |
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施設面積 |
2.8ha |
温室構造 |
ダッチライト型 鋼製パイプ造 樹脂フィルム張 |
環境制御装置 |
Priva社Connext |
ガスエンジン |
JFE-Waukesha製 230kW(電気)、350kW(熱)、140kg/h(CO2) |
バイオマスボイラ |
300kW(熱)、150kg/h(CO2) |
温泉熱 |
263kW(熱) |
敷地面積 |
2.9ha |
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施設面積 |
1.6ha |
温室構造 |
ダッチライト型 鋼製パイプ造 樹脂フィルム張 |
環境制御装置 |
Priva社Connext |
バイオマスボイラ |
450kW×2基(熱)、300kg/h(CO2) |
都市ガスボイラ |
1,100kW×3基(熱) |