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新型液ガス式熱量調整装置「AtoMS」

高圧で大容量の都市ガス製造に多く採用されている、従来の液ガス式熱量調整装置では、製造ガス量が定格の約1/5を下回ると、LPGが液の状態で流出する「液だれ」現象が発生し安定した熱量調整ができなくなる弱点を持っていました。したがって、小流量域の運転を必要とする場合は、大小2系列のユニットを組み合わせる必要があり、それらを切り替える際の制御が難しいことや設置スペースの増大、コストアップが課題でした。

そこでJFEエンジニアリング株式会社は、新方式の液ガス式熱量調整装置「AtoMS(Atomization Mixing System)」を東邦ガス株式会社と共同開発しました。
新開発の微粒化ノズル機構を採用することで、1系列のユニットで幅広い流量・天然ガス熱量範囲の運転が可能となり、省スペース化および建設コストの削減を実現しました。
「AtoMS」は、優れた技術、操業実績の積み重ね、建設実績が評価され、平成28年度日本ガス協会技術大賞※1を受賞しました。さらに同装置に採用されている技術は、平成30年度日本機械学会賞(技術)※2を受賞しております。

  • ※1 日本ガス協会では、ガス事業およびガス事業者の健全な発展と天然ガス普及に貢献する技術を毎年表彰しており、技術大賞はその最高位です。
  • ※2 日本機械学会賞(技術)は、機械工業に関して数年以内に完成した技術、新製品、システムに対し、独創性、新規性や品質または性能の相対的優秀性、生産性の向上を通した経済・社会への貢献などといった評価項目において優秀と認められた技術に贈られるものです。

設備の設置面積を大幅に削減

設備の設置面積を大幅に削減

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