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新型BOG再液化設備「MiReLiS®」

現在、国内のLNG受入基地で稼働しているBOG(ボイルオフガス)再液化設備は、熱交換器を用いて払出LNGの冷熱でBOGを冷却・液化する「間接熱交換型」が多く採用されています。この方式では、イニシャルコストが高いこと、設置スペースが広いこと、BOG中の窒素含有量が多い場合に全量液化が難しいことなどが課題でした。

そこでJFEエンジニアリングは、独自のミキサーを用いて常温のBOGを極低温のLNGに直接注入・液化する設備「MiReLiS®(Mixing Re-Liquefaction System)」を東邦ガス株式会社と共同開発しました。
この方式では、従来必要であった熱交換器は不要となり、建設コストやメンテナンスコストを削減でき、設備設置スペースも小さくすることが可能となりました。
「MiReLiS®」は、平成29年度省エネ大賞※1の省エネ事例部門において、最高位である経済産業大臣賞を受賞しました。さらに、平成30年度環境大臣表彰※2において対策技術先進導入部門で表彰されています。

  • ※1 省エネ大賞は、国全体の省エネ意識の拡大、省エネ製品の普及などによる省エネ型社会の構築に寄与することを目的に、優れた省エネの取り組みや、省エネ性を有する製品やビジネスモデルを表彰するものです。企業あるいは、工場や事務所等での優れた省エネ活動や節電の取り組みを推進し、成果を上げた事業者を表彰する「省エネ事例部門」と、省エネ性を有する製品やビジネスモデルを表彰する「製品・ビジネスモデル部門」の2つに分かれます。
  • ※2 環境省では、平成10年度から、地球温暖化対策を推進するための一環として、毎年、地球温暖化防止月間である12月に、地球温暖化防止に顕著な功績のあった個人または団体に対し、その功績をたたえるため、地球温暖化防止活動環境大臣表彰を行っています。

間接熱交換型と直接混合型の比較

MiReLiS®は、新開発の小型ミキサーを採用することでBOG再液化設備の導入ハードルを下げることに成功しました。

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