基幹インフラ

神戸市水道局より「4拡送水トンネル更生工事」を受注
~神戸の大動脈をまもる当社史上最大のアクアパイプラインプロジェクト~

JFEエンジニアリング株式会社

JFEエンジニアリング株式会社(社長:福田 一美、本社:東京都千代田区)は、株式会社熊谷組(社長:上田 真、本社:東京都新宿区)と「JFE・熊谷特定建設工事共同企業体」を設立し、このたび共同事業体が、神戸市水道局発注の「4拡送水トンネル※1更生工事(以下、本工事という)」を受注いたしました。本工事は当社のアクアパイプライン工事において、当社史上最大規模の工事です。

本工事は、1964年に運用が開始された神戸市の大動脈である基幹送水路「4拡送水トンネル(本山接合井~再度第3接合井)」を対象に、既設の馬蹄形送水トンネル※2(内空約2,540mm)内に新たな水道用鋼管を挿入する「トンネル内配管工法」により、送水機能を更新するものです。送水トンネル内に新設する鋼管は、口径が2,100mmで、総延長は約9.01km、使用する鋼材総重量は約6,830トンに及びます。また、接合井※3内には鋼板内張りを施す計画です。当社が得意とする「パイプ・イン・パイプ工法」※4と同様の工法で、その中でも過去最大の規模となり、工期は約54ヶ月、2031年2月の竣工を予定しています。

送水トンネルは断水や補修が困難であり、長期にわたる耐久性と送水機能の維持が求められます。多数の活断層が分布する阪神地域において、今回の工区は五助橋断層※5および諏訪山断層※6を横断する区間にあたります。そのため、当社独自技術であり、過去に神戸市水道局に納入実績のある断層用鋼管※7も採用され、地震に強い送水トンネルへと更新します。
さらに、本工事では当社がこれまで培ってきた大口径水道用鋼管の製作・据付・現場溶接技術に加え、自社開発の内面塗装機や溶接品質管理システム、施工記録を一元管理する「IT管理システム」など最新のノウハウも駆使して遂行します。

当社は、高品質かつ確実な施工により神戸市の安定給水に貢献するとともに、今後も水インフラの強靱化と水道施設の長寿命化に取り組んでまいります。

  • ※1 市街地東部にあり、阪神水道企業団から購入する水道水を3拡送水トンネル・大容量送水管とともに市街地西部の送水トンネルまで送る重要な施設
  • ※2 断面が馬蹄形(U字型)の送水施設
  • ※3 接合井(せつごうせい)とは、管路の合流・分岐点や水圧を調整するために設けられる井戸状(またはマス状)の施設
  • ※4 PIP(パイプインパイプ)工法 老朽化した既存の水道管などの内部に、新しい鋼管を挿入してリフレッシュする非開削の管路更新工法
  • ※5 六甲山地の南麓を北東から南西方向に延びる活断層
  • ※6 神戸市市街地と六甲山地の境界を北東から南西方向へ延びる活断層
  • ※7 断層用鋼管 地震時の活断層のズレ(数メートルに及ぶ大きな地盤変位)によってパイプが壊れるのを防ぎ、通水機能を維持するために当社が開発した特殊な水道用鋼管

工事概要

発注者神戸市水道局
工事名称4拡送水トンネル更生工事
工事場所神戸市東灘区西岡本6-28-4(本山接合井)~中央区神戸港地方口一里山1-149(再度第3接合井)
工事概要既設馬蹄トンネル(内空約2,540mm)内配管
新設口径 2,100mm × 約9.01km(鋼材重量 約6,830t)
接合井内鋼板内張り(SS・SUS)
工期契約締結(2026年9月予定)~2031年2月28日(約54ヶ月)
施工体制JFE・熊谷特定建設工事共同企業体
受注金額(工事全体) 142億6,800万円 (税抜き)

位置図

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出典:神戸市公式note

PIP(パイプ・イン・パイプ)工法のイメージ図

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当社独自製品「断層用鋼管」

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断層用鋼管による変位吸収イメージ図

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以上

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本件に関するお問合わせは下記にお願いいたします。

  • JFEエンジニアリング株式会社 総務部広報室