インド共和国 ムンバイ湾横断道路鋼橋部分の点検業務を受注
~インド初採用の鋼床版箱桁の適切な点検計画策定と点検業務により、
重要インフラ長寿命化の実現を目指す~
JFEエンジニアリング株式会社
JFEエンジニアリング株式会社(社長:福田 一美、本社:東京都千代田区)、東日本高速道路株式会社(社長:𠮷岡 幹夫、本社:東京都千代田区、以下「NEXCO東日本」)および株式会社長大(社長:野本 昌弘、本社:東京都中央区、以下「長大」)は、このたび、当社インド子会社(JFEE Infra Private Limited)を通じて、ムンバイ湾横断道路(以下、本道路)における鋼床版箱桁橋部分の点検業務を受注しました。
本道路の建設の際に当社は、工事の元請であるDaewoo-Tata Projects-Joint Venture より、Package 2※1の鋼床版箱桁の設計・製作・現地輸送業務を2018年に受注しており、2021年11月に無事完工しています。
本道路で採用された鋼床版は、日本では一般的であるものの、インドでは初めての構造形式のため長期にわたり健全に供用するためには、日本で培われた豊富な経験と技術を活用した適切な維持管理が重要です。
当社は、海外の橋梁分野におけるO&M(Operation & Maintenance)業務にも取り組んでおり、国土交通省発注の「2023年度 海外におけるインフラの運営維持管理(O&M)に関する案件形成検討業務」をNEXCO東日本ほかと受託しました。また、2024年12月には、インド道路PPP運営事業に参画※2し、合弁会社をマハラシュトラ州ムンバイ市に設立しています。
こうした取り組みを背景に、当社とNEXCO東日本は道路管理者であるムンバイ首都圏開発庁(MMRDA)に対し、当該構造物の点検計画の策定を含む点検業務の重要性について提案を行ってきました。さらに、2025年9月には、国土交通省主催の「第2回日印道路技術セミナー」※3において、NEXCO東日本、長大とともに参加し、「海上道路建設・維持管理」に関する本邦技術をムンバイ首都圏開発庁に紹介しています。
このような実績・提案が評価され、今回の受注に至りました。
本道路で採用されている約8kmにわたる鋼床版箱桁は、支間の長大化、架設工期の短縮などのメリットがあり、ムンバイ首都圏開発庁ほかインド政府機関においてその有効性が確認されています。その適切な維持管理のため本業務では、当社が建設工事で培った設計・製作のノウハウに加え、NEXCO東日本が管理する東京湾アクアラインを始めとする鋼床版橋の維持管理で培った鋼床版箱桁橋点検ノウハウ、さらに長大が保有する国内外における長大橋の維持管理ノウハウを活用します。また、これらの技術を当社インド子会社(JFEE Infra Private Limited)へ技術移転することにより、将来的にはインド国内にて自律的な点検業務ができる体制の構築を目指します。
当社は本案件をモデルケースと位置づけ、日本で培ってきたインフラ整備・維持管理に関する技術と知見を活用し、経済成長が著しいインドにおける道路インフラの長寿命化と安全な供用に貢献してまいります。
- ※1 ムンバイ湾横断道路(MTHL)は、インド最長となる全長約22kmの海上道路で、ムンバイ中心部と対岸のナビムンバイを接続します。日本の政府開発援助(ODA)事業として3つの工区(パッケージ)に分けられ、2018年1月~2024年1月の期間で工事が行われました。Package 2はそのうち中央部の海上道路7.8kmを指します。
- ※2 プレスリリース | インド共和国 道路PPP運営事業への出資・事業参画 | 2024.12.24
- ※3 報道発表資料:第2回日印道路技術セミナーを開催しました~道路・橋梁分野における日本・インド両国の技術交流~ - 国土交通省新規ウィンドウを開きます
業務概要
| 業務名 | ムンバイ湾横断道路維持管理業務「鋼床版箱桁点検業務」 |
|---|---|
| 発注者 | ムンバイ首都圏開発庁(MMRDA) |
| 元請企業 | Gawar Construction Limited |
| 業務場所 | インド共和国ムンバイ市内 |
| 工期 | 36か月 |
事業位置図
ムンバイ湾横断道路
以上

本件に関するお問合わせは下記にお願いいたします。
- JFEエンジニアリング株式会社 総務部広報室