1. ホーム
  2. ニュースリリース
  3. 台湾で大型LNG基地設備工事を受注

台湾で大型LNG基地設備工事を受注

2023年3月28日
 JFEエンジニアリング株式会社

JFEエンジニアリング株式会社(社長:大下 元、本社:東京都千代田区)は、台湾の国営石油ガス会社である台湾中油股份有限公司(以下、「CPC」)より、液化天然ガス(LNG)受入プロセス配管設備建設工事の設計・調達・建設・試運転助勢(EPCC、以下、「本工事」)を受注しました。

現在、台湾政府は持続可能なエネルギー政策を掲げ、エネルギー転換を積極的に推進しています。2025年のエネルギー構造では天然ガスによる発電比率を総発電量の50%に引き上げる目標を定めており、天然ガスインフラの整備が急務になっています。

本工事は、CPCが桃園市観塘工業区に建設中の第三LNG受入基地において、LNG受入設備を海岸から沖合1.2kmに建設するものです。当社施工設備は、コンクリート製のケーソン桟橋上に設置される、LNG受入設備、海水取水設備、低温配管等の付帯設備から構成されます。また、現地は風況が強く高波が多いなど、厳しい海象条件のなかで施工中断リスクを最小化し、短工期を実現するため、LNG受入基地建設工事では台湾初のモジュール化工法を採用します。

当社は、日本でLNGの導入が開始された1970年代より受入基地の建設実績を有しており、近年では富山新港LNG基地(2018年完工)、新居浜LNG基地(2021年完工)において本工事と同様のモジュール化工法を採用しています。また、台湾においても永安LNG基地で台湾初のLNG地下タンク(1990年完工)を建設しており、こうした当社の豊富な実績と高い施工能力が評価され、本工事の受注に至りました。

今後も当社は、様々なLNG受入基地やプラント建設で培ってきた技術を通じて、世界におけるエネルギーの安定供給と低炭素化に向けて貢献してまいります。

  • 建設現場とは別の製作工場において、架構、配管、電気計装品などを組み立て・ユニット化し、配管耐圧 テスト、クリーニング、塗装、保冷まで完了させてから建設現場に海上輸送して、現場据付を行う工法

工事概要

発注者 台湾中油股份有限公司(CPC Corporation, Taiwan)
案件名 桃園第三基地LNG受入プロセス配管設備建設工事
施工場所 台湾 桃園市
所掌 設計・調達・建設・試運転助勢(EPCC)
契約内容 ランプサム(一括請負)契約
受注金額 約300億円(税込)
工期 2023年1月~2025年5月(予定)

設備イメージ

20230328_台湾・桃園大型LNG基地設備工事受注.jpg

以上

本件に関するお問合わせは下記にお願いいたします。

  • JFEエンジニアリング株式会社 総務部広報室
一覧に戻る
  1. ホーム
  2. ニュースリリース
  3. 台湾で大型LNG基地設備工事を受注