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ドイツで廃熱回収ボイラを受注 ~スタンダードケッセル・バウムガルテ社の蒸気量安定化技術が高評価~

2020年3月5日
JFEエンジニアリング株式会社
スタンダードケッセル・バウムガルテ社

JFEエンジニアリング株式会社(社長:大下元、本社:東京都千代田区)の子会社スタンダードケッセル・バウムガルテ社(以下、SBG社)は、このたびドイツ国フランクフルト市のヘキスト工業団地を管理・運営するインフラサーブ・ヘキスト社より、廃熱回収ボイラを受注しました。

インフラサーブ・ヘキスト社は、化学工場が集積するヘキスト工業団地のユーティリティ供給設備の近代化を進めています。この一環として、同社は既存の石炭焚ボイラを廃止し、ガスコジェネレーション設備を新設することを決定しました。

今回SBG社が受注したのは、ガスタービンからの廃熱により蒸気を発生させる廃熱回収ボイラ2缶および付随するプラント設備の設計・建設です。建設されるボイラで発生する蒸気は、発電および化学製品の製造工程で利用されます。

SBG社は、これまで欧州を中心に100件以上に及ぶ廃熱回収ボイラの建設を行なってまいりました。こうした実績に加え、今回のプロジェクトでは、「フライングテイクオーバーシステム※1」の提案が高く評価されました。これは、SBG社が27件の納入実績を有し、ガスタービンが緊急停止した時でも、瞬時にバーナーの出力を増加させることでボイラの蒸気生成量低下を抑制し、プラント運転への影響を最小限に出来る技術です。

JFEエンジニアリンググループは、今後も世界各国で多様化するお客様のニーズに最適な技術を提供してまいります。

  • ※1 ガスタービンからの廃熱供給が停止した時でも、直ちにバーナを稼働させ、ボイラからの蒸気供給を安定的に継続するシステム

受注概要

(1) 発注者 インフラサーブ・ヘキスト社
(2) 設備仕様 ボイラ2缶共通 蒸気量200t/時、圧力12.1MPaA、温度520℃
(3) 工期 2019年10月 ~ 2022年7月
(4) 受注金額 約100億円

インフラサーブ・ヘキスト社概要

(1) 本社所在地 ドイツ国フランクフルト市
(2) 従業員数 約2,700人
(3) 事業内容 エネルギー供給、廃棄物処理、工業団地運営

ヘキスト工業団地全景

以上

本件に関するお問合わせは下記にお願いいたします。

  • JFEエンジニアリング株式会社 総務部広報室
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