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平成29年度「省エネ大賞 経済産業大臣賞」の受賞について

2018年1月23日
東邦ガス株式会社
JFEエンジニアリング株式会社

JFEエンジニアリング株式会社(社長:大下 元、本社:東京都千代田区)は、東邦ガス株式会社(社長:冨成 義郎、本社:名古屋市熱田区)と共同で実施した「知多緑浜工場へのBOG直接再液化設備の導入による省エネルギーの取り組み」に関して、平成29年度省エネ大賞※1(主催:一般財団法人省エネルギーセンター)の省エネ事例部門において、最高位である「経済産業大臣賞」を受賞しました。
このたびの受賞は、日本初の「直接混合型の再液化設備」の開発導入により、LNGタンクの内部から発生するBOG※2処理時の大幅なエネルギー削減(1年間の運用実績で従来方式比▲42%にあたる約2,200kL/年(原油換算)の削減)を実現したことが高く評価されたものです。
当社は、今後も豊富な経験に基づく幅広いエンジニアリングを提案し、快適な都市づくりの形成に貢献してまいります。

  • ※1 「省エネ大賞」は、国全体の省エネ意識の拡大、省エネ製品の普及などによる省エネ型社会の構築に寄与することを目的に、優れた省エネの取り組みや、省エネ性を有する製品やビジネスモデルを表彰するもの。企業あるいは、工場や事務所等での優れた省エネ活動や節電の取り組みを推進し、成果を上げた事業者を表彰する「省エネ事例部門」と、省エネ性を有する製品やビジネスモデルを表彰する「製品・ビジネスモデル部門」の二つに分かれる。
  • ※2 LNGは約-160℃の液体であり、タンク内で貯蔵中に外部からの入熱により蒸発したBOG(Boil Off Gas)が発生します。 このため、タンクの運用圧力を維持するため排出処理する必要があります。

受賞概要

  • テーマ:知多緑浜工場へのBOG直接再液化設備の導入による省エネルギーの取り組みについて
  • 受賞者:東邦ガス株式会社 知多製造部 知多緑浜工場 /JFEエンジニアリング株式会社
  • 事例内容:
    日本初の「直接混合型のBOG再液化設備」の開発導入により、LNGタンクの内部から発生するBOG処理時の大幅なエネルギー削減を実現したもの。
    従来、BOG処理には高圧仕様の圧縮機を使用していたが、その動力(電力消費量)はLNG基地全体の約3分の1程度を占めていた。BOGを液化してポンプで昇圧する場合の動力が、気体のまま圧縮機で昇圧する場合に比べて大幅に動力を削減できるため(図1)、払出LNGの冷熱を利用してBOGを再液化してからポンプ昇圧するシステムの導入検討を行った。
    導入に際し、当時開発中であった液体と気体を直接混合する装置(ミキサー)を再液化設備として採用し、日本初となる「直接混合型BOG再液化設備」の実機化に成功して、省エネを実現した。
  • 導入効果
    ①大幅な省エネルギーの達成。
    1年間の運用実績で従来方式比▲42%にあたる約2,200kL/年(原油換算)の削減を実現した(事業所全体の約13%に相当)。
    ②省スペース化
    ③コスト削減

表1.BOG排出処理方法の比較

以上

本件に関する報道機関からのお問い合わせ先

  • 東邦ガス株式会社広報部
  • JFEエンジニアリング株式会社 総務部広報室
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