2020年3月4日
JFEエンジニアリング株式会社
JFEエンジニアリング株式会社(社長:大下元、本社:東京都千代田区)はこのたび、船橋市より「高瀬下水処理場消化ガス発電事業」を受注しました。
本事業は、船橋市が下水道経営の安定化、地球温暖化対策に寄与することを目的として計画したもので、当社は、既設の高瀬下水処理場内に汚泥消化設備※1を建設し、本設備から生成されるガスを活用する消化ガス発電事業※2を、20年間に亘り実施します。
汚泥消化設備は今回、民間ノウハウを最大限に活用するためDB方式※3で発注されており、高効率な汚泥濃縮機のほか、当社が強みを持つ鋼板製消化槽やインペラ式撹拌機を導入し、安定した設備運転、消化ガス回収を行います。
消化ガス発電事業では、発電効率が高く世界的に実績豊富なエンジン※4を消化ガス発電機に採用します。また、当社横浜本社内のグローバルリモートセンター※5より、プラントの最適運転支援を行うことで、より一層安全かつ安定した発電事業運営が可能となります。さらに、発電した電力を当社の電力小売子会社アーバンエナジーを通じて、市内の企業等で御利用いただける仕組みを構築し、船橋市の皆さまとともに、汚泥消化ガスを活用したエネルギーの地産地消を推進します。
当社は、これからも下水汚泥をはじめとする有機性廃棄物を利活用したバイオガス発電プラントのリーディングカンパニーとして、SDGs達成に貢献して参ります。
- ※1 汚泥中の有機性物質を嫌気性微生物の働きでガス化・液化・無機化し、安定化・減量化する設備
- ※2 民設民営方式により発注
- ※3 設計=デザイン(D)、施工=ビルド(B)を一括して発注する方式
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※4
ドイツCATERPILLAR社製発電用「MWMガスエンジン」の販売権を取得
http://www.jfe-eng.co.jp/news/2019/20191216092308.html参照 -
※5
グローバルリモートセンター
http://www.jfe-eng.co.jp/news/2018/20180316081233.html参照
本事業の概要
1.発注者 | 船橋市 建設局 下水道部 下水道施設課 |
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2.受 注 者 | JFEエンジニアリング株式会社 |
3.事 業 名 | 高瀬下水処理場消化ガス発電事業 |
4.事業内容 | 汚泥消化施設 の設計・施工、発電設備の民設民営事業(20年間) |
5.設計・施工期間 | 2020年3月~2022年3月 |
6.発電設備の民設民営事業期間 | 2022年4月~2042年3月 |
イメージ図
以上
本件に関するお問合わせは下記にお願いいたします。
- JFEエンジニアリング株式会社 総務部広報室