クロストーク03 平松 泰三 × 西原 明範

その国の暮らしと社会を支えたい。海外への覚悟が、成長への源泉。

JFEエンジニアリングでは、常時複数の海外プロジェクトが進んでおり、様々な国・地域で仕事をする機会がある。これまでに各国の海外プロジェクトに携わってきた平松と、ベトナムに赴任し初めて海外事業を任された西原に、海外ならではの仕事の厳しさとやりがいを聞いた。

世界を舞台に活躍している2人が海外で目にしたもの

平松 泰三

Q:携わってきた海外プロジェクトについて教えてください。

平松

これまでに中国やインドネシア、ベトナムの海外プロジェクトに参加しましたが、最も印象に残っているのは、1993年から1998年にかけて携わった中国でのプラント建設です。タイヤの原料となるナイロン66を製造する硝酸プラント建設で、お客様に提案した機械の基本設計に基づき、安全基準や環境規制に配慮しながら、具体的な仕様を図面に落とし込んでいくのが私の役割です。
ちょうど今の西原さんと同じくらいの年齢で、中国のクライアント8名への技術教育の場に引率者として参加しました。大きな仕事を任せてもらえたことに極度の緊張感と高揚感を覚え、海外プロジェクトのスケールの大きさを実感しました。クライアントとの打ち合わせの席では、プラントの耐久年数について質問されたため、一般的なプラントの耐久年数である「20年前後」と答えたところ、「200年はどうだ?」と聞かれ、冷や汗をかきましたね。
このように海外では、日本人にとって想像がつかない考え方に遭遇する場面が少なからずあります。相手を真っ向から否定するのではなく、どんな考えからそうした発言をしたのか、背景や文化、習慣を含めて我慢強く理解しながら、当社の仕事の考え方や取り組み方、スタンスを根気強く理解してもらいました。

西原

私の場合は名古屋で国内事業に携わり、その後、ベトナム・ノイバイ国際空港の給油設備の現場管理を担当して今年で2年目を迎えます。現場の管理からスタッフのマネジメント、クライアントや本社との交渉など、国内の事業とは180度異なる仕事内容に戸惑いもありましたが、現在はプロジェクト全般を統括しています。
当時、平松さんからプロジェクトを引き継ぎ、プロジェクトマネジャーを担当したのですが、ベトナムでは人間関係を築くうえで年齢による序列を重視する風潮があり、最年少という年齢の低さからなかなか話を聞いてもらえず、スタッフをどのようにマネジメントすればいいのか悩みました。
私自身の経験が不足していたこともありますが、組織として成り立たせるためにも、スタッフ一人ひとりと根気強く話す機会を設け、当社の仕事の取り組み方や考え方を強要するのでなく、社内での業務の流れや仕事の責任などを共有するように努力しました。その結果、当社を去る現地スタッフもいましたが、私に共感してくれるスタッフも多く現れ、心から相談できる仲間もできました。

現地に根ざすことでプロジェクトのやりがいを感じる

西原 明範

Q:海外で働くことのやりがいはどういったところにあるのでしょうか。

西原

自分の主体性が求められる環境下で、仕事を進めていけることに大きなやりがいを感じています。コストと時間を抑えながら最良の結果を残すにはどうしたらいいか。どうやったら周りのスタッフを巻き込めるかどうか、海外では、常に頭をフル回転させながら行動し業務を進めていける主体性が必要不可欠です。海外では当社を代表する立場として、クライアントの経営層や担当する部署の責任者と対峙する機会も多く、責任は大きいですが、その分主体的に提案し、プロジェクトを成し遂げたときの達成感も大きく、日々成長していけることも海外プロジェクトに携わるやりがいだと思います。

平松

当社が培った技術とノウハウすべてを駆使して国の生活基盤づくりに貢献することができるため、当社の理念をダイレクトに感じることができるのが、海外プロジェクトの魅力ではないでしょうか。
プロジェクトを成功に導くには、言語も文化も違う国に溶け込み、現地の人々と自然体で交流できるかどうかがカギです。当社の事業はその国の生活基盤をつくる仕事である以上、現地の風土に根ざしたプロジェクトでなくてはなりません。仕事以外の視点を持ち、同じ人間として共に生きていることを現地の空気や人々の息遣いをも含めて感じることができれば、海外で働いていることのやりがいを肌で感じることができると思います。

今後の目標・そして海外で働く夢を持つ学生に向けて

Q:海外で働きたいと考える学生にメッセージをお願いします。

平松

世界中で高まるエネルギー・環境インフラ整備のニーズに確実に応えるために、今後は積極的な海外展開が予想されます。海外業務経験者だけでは事業のスピードを加速させることができず、これから海外を目指す学生を巻き込みながら大きな流れを作る原動力が必要だと思います。西原さんがここまで成長できたのも、「国の社会基盤・生活基盤をつくりたい」「現地の人々の暮らしを豊かにしたい」という覚悟があったからこそ。こうした当事者意識を持った学生に会いたいですね。

西原

私は学生の頃から「海外で働きたい」という気持ちを前面に出して、当社に入社しました。国内事業に携わりながら語学の勉強をすることは簡単ではありませんでしたが、海外で働くという目標があったからこそ、努力し続けることができ、その結果が成長につながっていると信じています。今後は、海外の案件の発掘から、提案、交渉、契約までの一連の流れを経験したいと考えています。そして、ゆくゆくは海外戦略など、大きな視点で海外と当社をつなげるような業務を行うのが私の夢です。
大切なのはチャレンジすること。語学力や知識、経験が不足していても「絶対海外で働く」という強い決意を持って挑戦してほしいと思います。

  • Back
PAGE TOP