水和物スラリ蓄熱空調システムは当社とNEDO(独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)が共同開発した独自技術で、2005年10月より本格的な事業化に向けて取組んできております。
(1) この中で、05年5月に竣工した当社の鶴見事業所ビル(鶴見総合ビル /横浜市:延床面積 17,300m2、建築後22年)の一昨年度の冷房期間(6~11月)におけるエネルギー消費量削減効果と二酸化炭素排出量削減効果は既にそれぞれ32%および 37%と報告しておりますが、 06 年度につきましても 05 年度とほぼ同じそれぞれ 33 %、および 38%となり、安定して高い効果が得られることを確認致しました。すでに3年目に入っておりますが、引き続き順調に稼動しております。設備は運転開始当初よりショールームとして外部の方々に開放しており、見学者数は今年5月で100組、500名を超えております。
(2) 水和物スラリ*脚注) は、冷房空調に適した温度域(5~8℃)で従来の水と比べて2~3倍の冷熱量を持ち、空調配管や熱交換器に直接流すことができるという特性を持ちます。この効果として、夜間に効率的かつ安価に蓄熱ができ、空調機に搬送する場合は配管口径の縮減化や搬送に要する動力の削減が可能です。
(3) 05年10月の本格事業化後で初の水和物蓄熱空調システムが、今年5月に株式会社クラレ殿の新開発拠点『クラレ生産・技術開発センター』で竣工いたしました。システムは水和物スラリを蓄熱槽に蓄えて、生産・技術開発センターの空調機まで直接搬送するもので、24時間通年冷房に対応しております。導入に際してはクラレ殿の「環境に配慮した新しい省エネ技術を導入したい」との強いニーズがきっかけとなり、NEDOの補助制度を活用して実現したものです。環境・省エネ効果の目標値は、以下の通りです。
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