桟橋補強工法(深梁工法)
本工法は、工場製作した鋼製部材を既設桟橋に取付け、補強する工法です。
工法の特徴
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既設桟橋の耐震化・増深化
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桟橋を供用しながらの補強が可能
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大型重機不要
従来工法に対し、
工期 60%短縮
共用停止期間 80%削減
現地工費 80%削減
深梁工法(工法概要)
既設桟橋に対するニーズ
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増深
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外力増加(船舶大型化、耐震強化)
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かさ上げ
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杭の腐食対策
既設桟橋の補強工法
深梁工法(特徴)
曲げモーメントの分布を変えることで補強する
追加する梁の剛性によって、補強箇所・程度を設定できる
深梁工法(現地施工フロー)
実績例
工事名称 | 平良港(漲水地区)岸壁(-10m)(防波堤外)築造工事 |
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発注者 | 沖縄総合事務局 |
目的・機能 | 船舶大型化対応 |
施工年度 | 2021年度 |
寸法緒元 | 梁高 1.30m 梁幅 1.70m 扉部高 2.70m |
製作数 | 6基 |
重量 | 8.0~10.7t/基 |
鋼重 | ー |
コンクリート体積 | ― |
設計概要 | 設計水深-10.6m 設計地震荷重L1 |
特徴・機能 | 杭間距離 3.40m 杭径 φ1300mm |
工事名称 | 平成30年度清水港日の出岸壁(-12m)改良工事 |
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発注者 | 国土交通省中部地方整備局 |
目的・機能 | 岸壁増深対応 |
施工年度 | 2018年度 |
寸法緒元 | 梁高 1.00m/0.70m 梁幅 1.00m/0.70m 扉部高 1.90m |
製作数 | 57基 |
重量 | 7.9~8.6t/基 |
鋼重 | ー |
コンクリート体積 | ― |
設計概要 | 設計水深-12.0m 設計地震荷重L1 |
特徴・機能 | 杭間距離 5.40m/5.30m 杭径 φ1100mm |
工事名称 | 松川浦漁港 災害復旧(再復)工事(防砂堤) |
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発注者 | 福島県 |
目的・機能 | 杭桟橋の復旧・更新 |
施工年度 | 2016年度 |
寸法緒元 | 梁高0.3×梁幅0.5/格点高0.8×格点幅1.0m |
製作数 | 5基 |
重量 | 3t/基 |
鋼重 | 3t/基 |
コンクリート体積 | グラウト1m3/基 |
設計概要 | 設置水深-1.0m、設計震度0.13 |
特徴・機能 | 直杭-直杭(φ500) |
工事名称 | 大阪港 南港フェリー埠頭第一桟橋補強 |
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発注者 | 阪神国際港湾(株) |
目的・機能 | 杭桟橋の耐震補強、船舶大型化対応 |
施工年度 | 2015年度 |
寸法緒元 | 梁高1.0×梁幅1.0/格点高1.0×格点幅1.0m |
製作数 | 64基 |
重量 | 3~4t/基 |
鋼重 | 3~4t/基 |
コンクリート体積 | グラウト1m3/基 |
設計概要 | 設置水深-2.0m・-4.5m、設計地震荷重L1、船舶17100GT |
特徴・機能 | 直杭-直杭、斜杭-斜杭(φ609) |
工事名称 | 青森港本港地区岸壁(-10m)改良工事 |
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発注者 | 国土交通省東北地方整備局 |
目的・機能 | 杭桟橋の耐震補強 |
施工年度 | 2014年度 |
寸法緒元 | 梁高0.9×梁幅0.45/格点高2.0×格点幅1.5m |
製作数 | 35基 |
重量 | 7t/基 |
鋼重 | 7t/基 |
コンクリート体積 | グラウト5m3/基 |
設計概要 | 設置水深-4.0m、設計地震荷重L1・L2 |
特徴・機能 | 直杭-直杭(φ1000) |