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大口径の地震対策用水道鋼管がカナダで初採用

2020年6月24日
JFEエンジニアリング株式会社

JFEエンジニアリング株式会社(社長:大下元、本社:東京都千代田区)が開発した「大変位吸収鋼管」が、メトロバンクーバー※1が計画するカナダ国アナシス島下水処理場の放流管新設工事で採用されることが決定しました。

大変位吸収鋼管は当社のオンリーワン商品で、直管部に予め変形しやすい波形管部(凸部)を設けることで、数メートルの地盤変位に対しても管に亀裂や漏水を生ずることなく通水機能を確保できる水道鋼管です。

バンクーバーは2つのプレートがぶつかる地震帯に位置し、マグニチュード7以上の地震が数多く発生しています。そのため、メトロバンクーバーは、アナシス島下水処理場など重要な生活インフラに対して、大規模地震にも耐えられる施設の整備を急ピッチで進めています。
大変位吸収鋼管が採用されるのは、地震時に約1.7mもの地盤変状が懸念される区間で、アナシス島下水処理場の放流管(口径2,550mm)の一部に使用されます。

大変位吸収鋼管は、これまでに北陸農水局や北海道開発局で採用されており、インフラの強靭化に資する製品として高く評価を受けています。
当社は水道鋼管のリーディングカンパニーとして、これまで大変位吸収鋼管をはじめ、数多くの水道鋼管の製作を行ってまいりました。今回の受注にあたり、大変位吸収鋼管の日本国内における実績、及び多様な鋼管を設計・製作できる当社のエンジニアリング力が高く評価されました。

当社は今後も、最先端のエンジニアリングを行なうことで、世界中で安心・安全な街づくりに貢献してまいります。

  • ※1 バンクーバー市を含む23の自治体で構成されている地方行政区

受注概要

プロジェクト名 アナシス島下水処理場放流管新設工事
発注者 メトロバンクーバー
受注範囲 大変位吸収鋼管の設計・製作
口径 外径2550mm
工期 2021年1月納入予定
受注金額 約4億円

大変位吸収鋼管(イメージ図)

大変位吸収鋼管(イメージ図).png

大変位吸収鋼管(写真)

大変位吸収鋼管(写真).png

以上

本件に関するお問合わせは下記にお願いいたします。

  • JFEエンジニアリング株式会社 総務部広報室
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