国内初!新型伸縮足場「アンブレラ・デッキ」を開発
作業人員75%※1削減!省力化、工期短縮、安全性向上に貢献
JFEエンジニアリングと日綜産業の2社は、建設業界で広く活躍が期待できる新型伸縮足場「アンブレラ・デッキ」を開発いたしました。
新型足場は、建屋上部に設けた開口部から、小分けのパーツを内部に搬入・組立後、電動昇降させて使用するもので、足場仮設をより安全に、かつ迅速に実施することを可能にするものです。
従来、ごみ焼却プラントなどのメンテナンス工事では、高所作業が多いため設備の内部に単管足場を仮設しています。狭い空間で大人数が長いパイプ等を扱う仮設作業は災害発生のリスクが高く、また出来上がった足場は作業員の技量により仕上がりが均一とは言えず、安全性にバラつきがありました。また、組立・解体に長期間を要することが、施設の長期停止の一因となっていました。
これらの課題を解決するため、2社は国内初の新型伸縮足場を開発しました。新型足場は「少人数」「短期間」で設置可能で、より「安全」に「安心」して使用することができます。
「アンブレラ・デッキ」を用いた実証試験では、従来8名で4日要していたボイラ内部の足場工事を4人で2日にて完了させることができ、75%の省人化と2日間の工期短縮を達成しました。システム品の組立作業となるため、作業員の技量に関係なく、常に安全な足場を設置することが可能となります。
現在製品化に向けて準備を進めており、今後はごみ焼却プラントをはじめ、各種ボイラ、サイロ・タンク等の貯槽類、プラント機器・構造物の建設やメンテナンス現場へと用途を拡大していきます。
2社は、新型足場の導入を通して、建設現場の安全性向上、省力化、生産性向上に積極的に貢献してまいります。
製品仕様
- 名称
- 「アンブレラ・デッキ」※2
- 特長
- 小分けパーツを建屋上部開口から搬入し、短時間で伸縮足場を設置
- 効果
- 作業人員75%削減・足場工事2日短縮※3、システム品で仕上りが均一
焼却施設ボイラ内設置状況(熊本市西部環境工場)
足場の構造
※1,※3:JFEエンジニアリング実証試験実績 /※2:商標出願済
製品紹介動画はこちら
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