変化を恐れない柔軟性に惹かれて。
もともと「多くの人に影響を与えられる事業内容かつ、成果に見合う対価をしっかり得たい」という思いから石油資源開発などのエネルギー業界を志望していました。オーナー企業も検討しましたが、最終的に当社を選んだのは、より個人の裁量が大きく、良い意味での「ベンチャー気質」を感じたからです。
例えば、10年前は主力事業だったものが今は形を変えていることもあり、世の中の流れに合わせて柔軟に変化し続ける社風は、非常に魅力的でした。入社の決め手は、OB訪問を通じて出会った社員たちとの会話です。他社も含めてのべ50人ほどの社会人に会いましたが、当社の方々は私の拙い意見にも共感してくださり、直感的に「ここは自分に合う」と思いました。国内営業や労働組合、海外管理部を経て、現在はミャンマーのヤンゴン支店と、鋼構造物製造工場「J&Mスチールソリューションズ」の運営を担っています。

「一方向の指示」から「双方向の対話」へ。
ミャンマーでの私の役割は、経営・人事・財務などのコーポレート部門を統括することです。現地では「上司に分からないと言うのは失礼にあたる」という文化があり、当初は指示が意図通りに伝わっていないまま、プロジェクトが想定外の方向へ進んでしまうこともありました。しかし、感情的になるのではなく、相手の文化や立場に寄り添い、指示を細かく分解して「ここまで終わったら一度確認しよう」と粘り強く対話を重ねることで、少しずつ信頼関係を築いてきました。
最近嬉しかったのは、部下のリーダーが自ら「この部分、見落としていませんか?」と提案してくれたことです。1年前の彼女なら考えられなかった成長を目の当たりにし、お互いに腹を割って話せるようになったと実感した瞬間は、マネジメントとしての大きなやりがいを感じました。言葉や文化の壁を越え、現地のスタッフと喜びを分かち合える時間は、何物にも代えがたい経験です。

現地の日常を陰で支え、長期的な経済発展へ。
ミャンマーの工場では、現地のインフラだけでなく、アフリカや中南米に向けても鉄の橋を製作し、輸出しています。日本からの支援を通じて雇用を生み出し、ミャンマーで作ったものが世界の発展に寄与しているという事実は、非常に大きな社会的意義を持っています。また、インフラ整備は「足元で今すぐに何とかしないといけない緊急なもの」から、橋の建設のように「中期的に、2、3年先を見据えて今やっておくべきもの」まで、幅広い課題が混じり合っています。自分の関わっている仕事が、色々な場所や時間にプロットされているところが面白く、飽きないところですね。

新しい「価値」を生み出せる存在を目指して。
現在は経営管理に近い立場で現場を支えていますが、将来的には、今のミャンマーのように、事業をゼロから立ち上げたり、拠点を運営したりする面白さを、別の場所やもっと大きな規模でも味わいたいと考えています。今あるものを維持するだけでなく、新しい技術や製品を使って、これまでにない価値を生み出したいです。
例えば、インドで展開している道路PPP運営事業のように、今までにない新しいビジネスモデルに挑戦することは非常にワクワクします。難しい課題であればあるほど、それをクリアした時の喜びは大きいはずです。自分がいたことでその事業や国が少しでも良くなるような、「プラスアルファの価値」を乗せられる存在を目指し、未知の領域へチャレンジし続けたいと思います。
「人と会い、五感で感じる」ことの価値。
学生の皆さんに伝えたいのは、インターネットの情報だけで判断せず、ぜひ「現場の人」に直接会ってみてほしいということです。今は動画やSNSで何でも知ることはできますが、対面で話し、相手の反応を見ながら「ぶっちゃけどうなんですか?」と踏み込むことでしか得られない空気感があります。
どんなに歴史のある会社も、動かしているのは「人」です。自分がその人たちと一緒に働いてワクワクできるか、自分の長所を面白がってくれるか。それを肌で感じることが、納得のいく就職活動に繋がります。多角的な視点を持ち、自分なりに感じた「納得感」を大切にして、これからのキャリアを切り拓いていってください。

























