「捨てる」ごみを「創る」エネルギーへ。
大学で環境化学を学ぶ中で、「節電による省エネも大切だけれど、生み出すエネルギー自体をクリーンにする必要がある」と考えるようになり、「廃棄物発電」というコンセプトに強く惹かれました。入社の決め手は、大学院1年生の夏に参加した2週間のインターンシップです。ごみを燃やす際に発生する排ガスを無害化するといった実務に近いワークも面白かったのですが、何より社員の方々の雰囲気が自分に合っていると感じました。学生の私に対してもカジュアルでフラットに接してくれる。「この居心地の良さなら、自分らしく働ける」と確信し、迷わず入社を決めました。
入社から7年間は、ごみ焼却施設の見積設計を担当してきました。ひたすら「0から1」の形を作るマニアックな世界でしたが、10年目を迎える前に「一度外の世界を見てみたい」と希望し、環境省への派遣を2年間経験しました。ベトナムでの国際協力プロジェクトなどに携わりました。2024年に帰任し、現在はプロジェクトマネージャー(PM)として、関西地方の自治体様向けのプロジェクトを統括しています。

対話を重ね、プロジェクトをより良い方向へ。
PMの主な仕事は、受注前の提案からはじまります。主に見積りを作成し提案内容をまとめていくのですが、プロジェクトはコンペの場合がほとんどなので、競合となるライバルがいます。長い時間と労力を費やした提案の成果が実り、私たちのプランが選ばれた時は、やっぱり嬉しいですね。その後、本格的にプロジェクトがはじまり、各設計の取りまとめとお客様とのやり取り、協力会社さんとの会議など多岐に渡る業務を並行して行います。プロジェクトがスムーズに進むよう、調整していくことが私の役目です。私は、PMとしてはまだ経験が浅いので、だからこそ思い切ってお客様に色々と質問し、本音を引き出すことを大切にしています。実際にこちらでは不要だと思っていた設備が、実は現場の切実な課題を解決するために必要だったり、こちらの仮説だけでは中々分からないことがたくさんあります。
関わる全ての人の要望をそのまま反映することは難しいですが、それでも、何度も対話を重ねて想いを汲み取り、より良い方向にプロジェクトが進んでいくことにとてもやりがいを感じます。

日々のプロセスが、当たり前を支えていく。
私たちの仕事は、地域の皆さんの暮らしに直結しているというのが、社会的意義だと感じています。身近な例を挙げると、実際に自分が捨てたごみが、当社のごみ処理場で処理されていて、しかも、処理するだけでなくエネルギーにもなっている。
普段生活していると、当たり前すぎて意識することはないかもしれませんが、プロジェクトの内側を見るとその過程は決して簡単なものではありません。その一助を担っていることに誇りを感じています。

自分が判断する勇気と覚悟。
4年目の頃、上司に配置案の相談をした際、「君が一番分かっているんだから、君が良いと思った方を選べば大丈夫」と決断を委ねられたことがありました。その時、「自分が責任を持って決めていいんだ」と強く背中を押された感覚が、今の私の土台になっています。
PMは常に決定を迫られるポジションです。自信満々に決めているわけではありませんが、「進めるために、今、最善だと思うものを決める」。その覚悟を持って、仕事に向き合っています。2030年の竣工に向け、自分が0から考えた配置が実際に大きな形になっていく光景を、今から楽しみにしています。
「向き不向き」は、いま決めなくてもいい。
学生の皆さんに伝えたいのは、「最初から正解を選ぼうとしすぎなくていい」ということです。私自身、大学の研究室生活の中で徐々に研究に対しての自分の向き合い方が見えてきて、就職活動の自己分析をしている時に、「私は研究ではない他のことにやりがいを感じるのかもしれない」と気づきました。
設計を始めてからは「細かい深掘りより調整の方が得意だ」と分かったんです。
実際に現場に入ってみて初めて、本当の向き不向きが見えてくるものです。当社には、若手でも責任あるポジションに挑戦させてくれる環境と、困った時に支えてくれる組織の体制があります。自己分析だけで決めつけず、少しでも興味があれば、臆せず新しい世界に飛び込んでみてほしいと思います。



























