社長メッセージ

Just For the Earth

くらしの礎を
「創る」「担う」「つなぐ」

幅広い人材がもたらす、変化への対応力

当社はパーパスとして「くらしの礎を『創る』『担う』『つなぐ』 Just For the Earth」を掲げ、橋梁や道路、エネルギープラントやごみ処理施設といったさまざまな領域に事業を展開しています。
それらを設計し、材料を調達して実際に「創る」ことを祖業として、その後のメンテナンスや運転、改良工事などを「担う」ことへと事業を拡大。さらに、そこから見えてきた改善点を取り入れ、次のプロジェクトや新たな事業に「つなぐ」ことで会社としての成長を図るとともに、持続可能な社会づくりに取り組んでいます。
こうしたポートフォリオの幅広さは、事業の安定性を高めることにつながります。また各領域にさまざまな知見やスキルを持った豊かな人材が集っていることで、変化へのしなやかな対応も可能。まさに当社の事業領域と人に現れているダイバーシティは、世界情勢や市場環境が刻々と変わっていくこの時代において、大きな強みであると自負しています。

チームワークあってのエンジニアリング

皆さんはこれから、社会人という新しい領域に足を踏み入れようとしているところだと思います。不安も少なからずあるでしょう。私自身のことを振り返ってみても、入社当初はあらゆることが手探りで、戸惑いを覚えることも少なくありませんでした。新規事業の部門に配属となったこともあり、当時は仕事のやり方がルール化されておらず、先輩も新人に何を教えていいか分からなかったのかもしれません。それでも、試行錯誤しながら積み重ねていった経験が、その後の自分の礎になった。失敗や挫折した経験も含めて、一つとして、無駄な経験はなかったと思っています。
これはもちろん、一人で理不尽なことに耐え続けるべきという話ではありません。上司や先輩にアドバイスを求めたり、力を借りたりすることはあっていい。エンジニアリングという仕事はチームワークあってのものですから、抱え込むのはむしろ禁物です。自分がやれることに全力を注ぎ、やれないことは誰かにお願いする。そういった働き方ができるのが、エンジニアリング業界で仕事をすることのメリットだと思っています。

チャレンジが育む「やれること」

一方で、自分に何が「やれる」かというのは、意外と自分では分からないものです。私自身も、学生時代は人と喋るのが苦手な方だと思っていたのですが、いつの間にかプレゼンが抵抗なくできるようになっていました。ですから、最初から「やれない」と決めつけずに、まずチャレンジしてみることは大事。そこから見えてきた「やれること」を、かけがえのない自分の武器として磨き上げていってほしいと思います。
私は2010年、当時48歳から初めて海外事業に携わることになり、最初はマレーシア、次はインドネシアでの事業拡大に従事しました。そこで自分なりに「やれること」に取り組んだ結果、ジャカルタの下水処理場プロジェクトの足がかりをつかむことができたのです。私が帰国した後も後任者や現地のメンバーの取り組みは続き、2023年、ついに受注。現在、工事が進行中です。チャンレンジしてきたことが積み重なって、大きな成果に繋がる。そのことを改めて実感しています。

当社だからできる仕事、見える景色を、ともに

持続可能な社会を目指す動きが、いま、日本中で、そして世界中で加速しています。そうした中で、当社が果たすべき役割はますます大きなものになってきています。期待に応えられるよう、私たちは新たなチャレンジを重ね、さらなる進化を続けていきます。
もしいまこれを読んでいるあなたが、その一員に加わりたいと思っていてくれたら、とてもうれしいです。JFEエンジニアリングだから経験できる仕事、見られる景色がきっとあります。

JFEエンジニアリング株式会社
代表取締役社長

福田 一美
KAZUYOSHI FUKUDA

1962年3月1日生まれ。東京大学工学部都市工学科修士卒業。1986年、川崎製鉄(株)入社。上下水道設備の計画、設計に従事。水エンジ事業部水システム営業部統括室長、アクアシステム技術部長、アクアプラント営業部長、マレーシア現法社長、インドネシア現法社長、JFE環境サービス(株)社長、常務執行役員、専務執行役員などを経て、2024年4月代表取締役社長に就任。趣味はカラオケ(洋楽ロック)。今後は料理教室に通い、料理の腕前を磨く予定。