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環境問題への関心の
高まりをきっかけに
造船から日本初の
モノパイル製造へ
洋上風力PJチーム 笠岡モノパイル製作所 製造部 製造技術グループ / 2023年 入社
環境問題への関心の
高まりをきっかけに
造船から日本初の
モノパイル製造へ
洋上風力PJチーム 笠岡モノパイル製作所 製造部 製造技術グループ / 2023年 入社
#01
3歳のときに自宅を新築した際、外壁工事をする大工さんを見てかっこいいと感じたことが私のモノづくりに対する興味の原点です。中学卒業後は高専に進学し、機械工学科で学びながらモノづくりへの関心を深め、「同じモノづくりなら大規模な方がいい」との思いから造船会社に就職。約14年間、複数の部署で製作管理、生産管理、安全管理、品質管理の経験を積みました。特にやりがいを感じたのは、5年をかけてドック内での建造開始から進水までの全工程を一人で担当したことです。船の引き渡しの式典は華やかで、社旗の交換やシャンパン開封が行われます。私は式典に出たわけではありませんが、真新しい船の大きな汽笛を聞き、「船を丸ごと1隻作ったんだ。がんばって良かったな」と達成感に包まれました。
前職の最後の2~3年間は溶接に特化した部門に配属されました。この頃から国内外で環境問題が頻繁に取り上げられるようになり、日本では2020年に政府が「2050年カーボンニュートラル宣言」を発表しました。船舶業界も例外ではなく、CO2排出の観点から重油の代替エネルギーの一つである液化天然ガスを船に積む貯蔵容器を作る業務に当たることになりました。
#02
船舶の液化天然ガス用貯蔵容器に必要な溶接技術と向き合う中、「現役の社会人として働いている2050年までに、得意とする生産管理や溶接技術のスキルを活かし、環境問題に貢献できる分野に挑戦してみたい」と考えるようになりました。同じ頃、JFEエンジニアリングが日本初のモノパイル製作所を笠岡で立ち上げることが決まりました。モノパイルとは、風力発電に使用される風車タワーを支える超重量構造物をさします。転職エージェントから当社の溶接管理技術者の求人を紹介され、この時点でモノパイルに魅力を感じていたので、転職候補先は当社一社に絞りました。採用においては、前職で身につけた海洋構造物の塗装、製造管理、現場管理の経験のほか、溶接管理技術者1級資格をはじめ、足場、酸欠、玉掛といった安全管理に役立つ資格が評価されたようです。最終面接で「顧客からの要望があるので、がんばって溶接管理技術者特別級を取得してほしい」と言われ、入社後、資格取得に向けた勉強のために業務時間を調整してもらうなど会社の手厚いサポートを受け、無事に合格しました。
転職を決めた理由は大きく3つ。1つめは、一次面接官を務めた現在の所長の熱意と人柄にひかれたことです。入社後、当時は仮設事務所だったため、席が隣だった所長から指導を受けました。今は席こそ離れていますが継続して学ばせていただいています。2つめは、日本初となるモノパイル製造の新工場立ち上げに関われる、またとない機会だからです。3つめに、地元の岡山で働けることです。安定性や将来性、待遇面も十分であると感じ、家族の応援も大きな後押しになりました。
#03
入社後は横浜本社で研修を受け、笠岡モノパイル製作所に戻ってからは所長が開く定期勉強会に参加し、基礎を身につけました。他の社員のフォローにもずいぶん助けられました。国際法は前職でも扱っていましたが、造船とは全く異なるモノパイルのルールの理解や、英語を使う場面で苦労していると、「何を悩んでいるの」と気さくに声をかけてくれたことに感謝しています。
現在、私が所属する製造技術グループでは大きく2つの分野を扱っています。1つは設備管理です。設備の数は非常に多く、オートメーション化も進められており、それら設備全般のメンテナンスを実施しています。もう1つが溶接で、私は溶接の工程全体を管理していますが、前職の経験や知識を活かせるときと、そうでないときがあります。成熟産業である造船では顧客からの要望は少なく、現場に任せられるのが通常でした。対して、日本におけるモノパイルはこれから発展していく産業で、顧客から溶接の細かい仕様を求められます。モノパイルの先進国である外国のルールを導入、制定し、顧客であるエネルギー関連企業や第三者の検査機関から承認を得るための最善策を検討するといった業務にも取り組んでいます。また、溶接の品質は、外見から判断できない強度や内部の検査が重要です。品質不良の防止と効率の向上をはかり、顧客に対して説得力のある品質を提供することが私たちの使命だと思っています。
#04
笠岡モノパイル製作所は、私のような転職者、さまざまな地域や部署から集まった人たちで結成されています。そのため多角的な意見が飛び交う場面が多く、良い刺激になっています。私は前職からずっと工場勤務で、それが自分に合っていると思う一方で、他の社員との会話を通して、目指すフィールドも広がりました。まずは、日本初で現在は日本唯一のモノパイル事業立ち上げメンバーとして今の業務に真摯に取り組み、日本の洋上風力業界を盛り上げていきたいです。そして、将来の新たな目標として、工場全般や製作全体を統括的にマネジメントできるスキルを身につけたいと考えています。
当社の社員は人柄がよく、役員を含め社員同士の距離が近いのが特長です。一人ひとりが自分の業務に責任を持ち、ときには冗談を交えながら本音で会話ができます。上司との面談では評価される側、つまり私の方が9割話すと定められており、フィードバックもしっかり行われます。業務と福利厚生両面の制度が整っており、仕事とプライベートどちらも充実させることが可能です。近い将来、笠岡で完成した巨大なモノパイルは海上に運ばれ、トランジションピースなどの構造物と接合し、洋上風力発電が始動します。私たちが作ったモノパイルを現地の海へ見に行く日が来るのを今から楽しみにしています。




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