膜分離法VRUプロセス
VOC処理においては安全確保が最重要課題であり、様々な安全対策を施すことが必要です。当社はプロセス上の危険を排除した本質的に安全な膜分離法VRUプロセスを技術として確立しました。

膜分離法によって処理されるベーパーは、濃縮された高濃度の循環ベーパーと入り口で合流するため、燃焼上限界以上の高濃度になり、安全になります。 また、VOCを分離除去した処理済ベーパーは燃焼下限界以下になり、安全になります。 さらに、VOCを分離除去する際には、濃度が低下していく過程で燃焼範囲内を必ず通過しますが、これは膜モジュール内のため着火源がなく安全です。 燃焼範囲の広く、プロセスでのVOC濃度制御では安全確保ができない場合には、イナートガス添加による酸素濃度制御を採用して、安全確保を実現させます。

膜分離法VRUプロセスでは、従来の吸収法によるプロセスで循環使用していた吸収液の働きを薄膜に置き換え、大幅な性能向上・省エネ・コストダウンを実現しました
可燃ガスと空気の混合ガスを加圧する工程で、液封コンプレッサーの以下の特長を利用することにより、安全性を確保する技術を開発しました。
■接ガス部にメタルタッチがない
■ローター/ケーシングのクリアランスが広く、クラッシュの危険がない
■封液が圧縮熱を容易に抜熱、温度上昇がない
■容積式でありながら封液が変形することにより圧力の過剰上昇が発生しない
■封液にVOCの元液を使用して不純物混入防止
欧米では常識となりつつある先進の安全装置<デトネーションアレスター>を標準装備しています。
<デトネーションアレスター>
「爆轟」(デトネーション)は音速より速い速度でVOC配管中を伝搬して、圧力衝撃波を発生させます。 国内にはデトネーションに対する安全装置の規定はないため、米国・ドイツの認定機関による消炎性能認定証付きのデトネーションアレスターを装備しています。