立体交差橋梁の急速架設技術

急速架設工法QCIB工法

テクノロジーの概要

 QCIB工法は、都市内交差点部の立体交差化を、基礎を含めた橋梁システム全体として、迅速に安全に、そして経済的に施工する、上下部一体橋梁の急速立体交差化工法です。  QCIB工法は、交差点を避けた両側で橋梁部を一体組みし、そのうち中央径間桁を自走式運搬台車などの搬送機を使って交差点側に運搬し、既設の側径間桁や鋼製橋脚部と接合する工法です。  橋梁部は上下部一体のラーメン構造で、主桁、橋脚、フーチングは鋼製ブロックプレキャスト構造とします。基礎杭は、先端支持力を向上させる翼をつけた回転貫入鋼管杭「つばさ杭」などとし、接合は鋼製フーチングに基礎杭の杭頭部を直接埋め込む二重管式杭頭結合構造とします。

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QCIB工法の特長

  • 橋梁部に上下部一体構造を採用することにより、耐震性、経済性、維持管理性が向上。また、1本柱形式鋼製橋脚とすることにより、右折車線確保に有利。
  • 橋桁、橋脚、フーチングをすべて鋼製ブロックブレキャスト構造とすることで、現地での組立期間を短縮。
  • 交差点部の桁は送出し一括架設により短時間で架設するため、交差点での交通規制を大幅に短縮。
  • 基礎杭として「つばさ杭」などの回転杭を採用することにより、無排土施工、低騒音・低振動施工が可能。
  • 回転杭と鋼製フーチングとの二重管式杭頭結合構造の採用による、フーチングのコンパクト化と工期短縮。
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QCIB工法の施工手順

 6車線道路(交通量5.5万台/日)と4車線道路の都市内立体交差点において、4車線の立体交差橋を建設する工事(モデル現場)を対象にした試設計の結果、従来工法で約2年間の路上工事期間が、QCIB工法では約8ヶ月に短縮されました。

    • 現地盤上で回転杭(つばさ杭など)の打込みを行います。
    • P1・P2橋脚(鋼製フーチング・鋼製橋脚)、A1・A2橋台を施工します。
    • A1橋台完成後、A1側側径間にてベント上に中央径間桁の組立てを開始します。
    • 中央径間桁の組立てがほぼ完成した状態です。
    • P2橋脚完成後に、A2側側径間桁の架設に着手し、上記と平行して作業を進めます。
    • A2側側径間桁の架設とA2側盛土部は平行作業で施工します。
    • 運搬設備(自走式運搬台車など)上に中央径間桁を搭載します。
    • 送出し前日に、中央径間桁を交差点方向に移動し、A1橋台部にて運搬設備の盛替えを行っておきます。
    • 中央径間桁の送出し一括架設を一晩で行います。
    • A1側側径間桁の架設を行います。
    • A1側盛土部を施工します。
    • 壁高欄、中央分離帯、舗装などを施工して完了です。