中圧ガス導管の配管円周溶接部の検査は、X線による抜き取り検査が主流です。
溶接部の品質確保の観点から、近年、抜き取り率のアップを検討するガス事業者が増えていますが、検査箇所数の増加はガス導管の建設コスト上昇につながるため、低コストの簡易検査法の要望が強くなっております。
JFEエンジニアリングは中圧ガス導管の継手部に対する新たな診断手法を提案します。
・円周溶接部の簡易検査(重大欠陥の有無をチェック)
・超音波探傷法を利用
・適用対象:中圧ガス導管(150A~400A)円周溶接部
・検出欠陥:重大欠陥(IP、LF)
・専門技術者以外でも操作、判定が可能
・安価な装置
・小型探傷器と探触子走査冶具で構成
・欠陥検出時にはアラームで警告
・欠陥検出条件は信号検出位置、エコーの高さで設定
・探触子走査はマグネット式冶具による手動走査

・探触子の管軸方向位置を固定(周方向にのみ走査)
・欠陥識別は信号検出位置とエコー高さで実施
・欠陥信号の出現予想位置を監視範囲に設定
・エコー高さが既定の閾値を越える信号を検出
・溶接部の両側から計測

①諸条件の設定
管径、板厚に応じた値を設定、探触子位置を定める。
②探触子走査
円周溶接部の脇に走査冶具をセット、円方向に一周走査する。
(溶接部の両側で計測⇒合計2周走査)