耐震性貯水槽

みなとみらい21地区(横浜市)飲料水兼用耐震性貯水槽

震災時に安全で充分な飲料水を提供

いつでもきれいな水日本では、いつどこで地震が起きても不思議ではありません。 地震などの災害に対する備えは、日ごろから家庭や地域社会、自治体などいろいろ なレベルで取り組んでゆくべきでしょう。

指定避難場所に設置される飲料水兼用耐震性貯水槽は、地震発生初期に被災者が必要とする飲料水を確保し供給する施設です。 貯水槽は、鋼製タンクで通常は水道管とつながって新鮮な水が流れていますが、地震が来ると水道管とは遮断されタンクに飲料水を確保します。基本的な貯水量は100m3で、これは1人当たり3リットルの水を3日間、1万人に供給できる量です。

災害に強い街づくりのモデル地区である横浜市のみなとみらい21には、災害時に50万人 の非常用飲料水を確保するため、合計4,500 m3の貯水槽が設置されています。

そのひとつ、新港地区にはJFEエンジニアリングが施工、設置した日本最大級の1,300 m3の耐震性貯水槽があります。これは1基188 m3の鋼製貯水槽を7基連結したもので 、槽内で滞留水がでないよう、中に隔壁を設けて水を循環させています。

JFEは、隔壁型の他にも、貯水槽に上下2本の有孔管を引き入れ、これを通して水の出 し入れをすることで循環させる有孔管型と、鏡板とラッパ管を組み合わせたラッパ管型の3つ のタイプを開発、実用化しています。 地震が起きたときは、水道管路内の水圧の低下でそれを感知し、緊急遮断弁が閉じて水槽内に新鮮な水を確保します。
JFEの貯水槽はスチール、ステンレス及びステンレスクラッド製で接続部分はすべて溶接されており、震度7の地震にも耐える設 計となっています。JFEがこれまでに納入した飲料水兼用耐震性貯水槽は、全国ですで に400基を超えています。

みなとみらい21地区に設置の貯水槽
みなとみらい21地区に設置の貯水槽