グローバルメッセージ

  • 小澤 拓也
  • 藤田 統
  • 金子 明
  • 榊原 高志
  • 佐井 祐介
  • 安部 勇輝

小澤 拓也OZAWA TAKUYA

JFEエンジニアリング マレーシア(取材当時)
2012年入社 創造エネルギー専攻

入念な確認で海外建設を成功に導く

2012年に入社し、若手派遣制度で2013年9月にマレーシアへ赴任。マレーシアの現地法人で、新設のアルミニウム鋳造プラントプロジェクトの建築設備を担当することとなりました。プロジェクト現場はマレー半島最南の州、ジョホール州の工業団地。現地法人事務所のあるクアラルンプールから車で約4時間、飛行機で1時間弱の場所にあります。2013年7月から工事がスタートし、2014年4月に受電、6月に工場完成、8月に建築確認・完了検査に合格しました。
私が担当した主な業務は、デザインレビュー、客先への技術対応、工事工程の折衝、サブコン・ベンダー管理、施工完了後の検査です。その中でも、海外ならではの難しさといえばやはりサブコン・ベンダー管理でしょうか。最も労力を注いでいるのは、業者に工程を守らせることです。一度指示しただけでは、当日になって作業員が来なかったり、明らかに人手不足だったり、必要な資材を持ってこなかったりという、日本ではあまり考えられないようなトラブルが発生してしまいます。したがって、業者の責任者は誰が来るのか、ワーカーは何人来るのか、どのような手順で作業をするのか、資材は準備できているのかと事前にしつこく確認しています。根気強く、業者とコミュニケーションを密に取ることが東南アジアで工事をする上で欠かせないことだと感じています。

藤田 統FUJITA OSAMU

JFEエンジニアリング マレーシア(取材当時)
2010年入社 先進理工学研究科生命医科学専攻

契約社会のプロジェクト推進法

入社2年目にマレーシアに赴任しました。企業連合で受注した廃棄物焼却炉のフルターンキー案件を担当しています。マレーシアは2020年の先進国入りを目指す中で、ごみ問題などの環境に配慮した国づくりを目指しており、今回の焼却炉導入はマレーシアの環境行政の観点からも非常に重要なプロジェクトです。私自身は4年前から計画に携わり、現地で土建工事~機器供給~輸送~据付~保険などの各種見積の精査、プラント性能の技術検討、法律・届出等の検討、企業連合間やお客様との契約書作成を行い、受注後も引き続きプロジェクトを担当しています。昨年、工事および試運転が完了し、先日、性能試験に合格しました。
海外の業務では、プロジェクト進行中に発生する重要事項に関して、お客様や協力会社と行う交渉、調整に難しさを感じています。裏を返せば、お互いが納得できる結論を導けたときに大きなやりがいを感じます。重要事項がすべての利害関係者間で完全に納得できる結論となることは極めてまれです。さらに、海外では言葉や文化の障壁、思い込みで、些細なことでも行き違いが起こります。その一方で、粘り強く契約書に立ち返ることで解決できることも多くあります。契約では技術的仕様、スケジュール、商務条件のほかありとあらゆる項目を事前に取り決めており、契約に従ってプラント建設を行いますから、海外が契約社会であることを常に意識しながら仕事を進めています。

※フルターンキー
プラントにおいて、施設の設計、資機材の調達、工事、試運転といった一切の業務を受注者が引き受ける方式。

鳴海 明NARUMI MEI

JFEエンジニアリング シンガポール(取材当時)
2013年入社 教養学部総合社会科学科専攻

海外での壁を崩す熱意と誠意

インドネシアにおけるセメント工場の廃熱を利用した発電プラント建設のプロジェクトに携わっています。CO2削減という全世界的なトレンドの中で、大量の電力を消費するセメント工場の省エネは急務です。今回のプロジェクトはその命を受け、日本・インドネシア両政府の注目度も高く、客先を含め多くの関係者を巻き込んでのプロジェクトですから、日々身が引き締まる思いでことに当たっています。
入社二年目の赴任で、経験豊富なナショナルスタッフに囲まれ、最初は全く相手にしてもらえず悔しい思いもしました。ともかく一生懸命仕事をし、リクエストには真摯に対応し、分からない事は教えてもらう姿勢を徹底したところ、少しずつですが頼ってもらえるまでになりました。国によって会計・税制度などが異なるため、常にアンテナを張って仕事をすることを心がけています。海外勤務においては、「alien」同然の自分を、どのように現地に溶け込ませ、良い関係を築いていくか、難しいことも多々ありますが、その壁を乗り越えた時の嬉しさもひとしおです。
週末は社内外の方とゴルフに行ったり、シンガポールで始めたホットヨガのレッスンに行ったりしています。また、当地は常夏なのでオープンテラスのカフェで一日読書に耽ることもあります。今年の旧正月休暇にはスリランカに旅行し、異国情緒溢れる世界遺産巡りとシーフード三昧という贅沢なお休みをすごしました。特に高さ約200mのシーギリヤロックの頂上から見下ろす景色は圧巻でした。

榊原 高志SAKAKIBARA TAKASHI

JFEエンジニアリング インドネシア(取材当時)
2010年入社 工学研究科 量子エネルギー工学専攻

混成言語でプロジェクトを推進

海外本部東南アジア事業部に所属し、インドネシア現地法人で日系化学メーカーの工場移設プロジェクトに従事しています。本プロジェクトは、ジャカルタ近郊にある化学工場を能力増強のために別の地区の工業団地に移設するものです。既設工場における撤去工事の後、撤去した資材を既設工場から新設工場用地へ搬送し、新設工場を建設するという流れで、いくつもある各種のプラントを順次移設しています。現在は工事の終盤を迎えたところです。これから完工に向けてラストスパートをかけていきます。
現在の仕事において、海外ならではの難しさは色々ありますが、ひとつにはやはり文化の違いがあります。インドネシア人は日本人とはまた別の「曖昧さ」を好む傾向があるため、踏み込むとグレーゾーンの壁に当たってしまうことがあるのです。日本流を押しつけるとやる気を削ぎかねません。日々様子を見ながらミートポイントを探っています。
そういう意味でも言語は大事なのですが、客先、現地スタッフ、日本人スタッフ、それぞれが使用言語とレベルに大差があります。次第にインドネシア語、英語、日本語の混成言語が出来上がり、それで意思疎通を図ることが多くなりました。特定の言語能力を高めるには、プライベートでの取組みが必要だと感じています。
現在は、インドネシアで当社が買収したエンジニアリング会社「エネルコン」の体制整備にも当たっています。多様な経験を積めることは海外任務の魅力ですね。

佐井 祐介SAI YUSUKE

JFEエンジニアリング ヨーロッパ(取材当時)
2009年入社 法学部政治学科専攻

JFEの優れた技術を欧州に適応

ドイツの商業金融の中心地であり、かつ中世のたたずまいが残るフランクフルトに常駐しています。仕事は欧州マーケットに向けたガス化溶融炉の営業活動。扱っているガス化溶融炉では幅広いごみの受入処理が可能です。加えて主灰の再利用など、従来型の焼却処理よりもさらなる付加価値を加えた提案を客先に行っています。
欧州営業の難しさは、日本と大きく異なった欧州特有のニーズに適用させなければならない点です。欧州ではごみの安定処理よりもいかに施設運営で高い経済性を発揮できるかが重視されており、その点で客先に魅力的な提案を行うことが求められます。
日々痛感するのは、やはりコミュニケーションの難しさです。専門用語でのやり取りや外国特有の慣習など、都度異なる環境で苦労していますが、欧州市場にJFEのガス化溶融炉の実績を増やしていくことを目標に日々やりがいを感じています。
フランクフルト近郊の町へ出かけ、現地の文化に触れながらヨーロッパ全体への理解を深めることが休日の楽しみです。ドイツは鉄道が発達しているので、車がなくても不便さを感じることはありません。行く先々で地ビールを味わうこともできます。またフランクフルトで活動するバスケットボールチームに所属するようになり、毎週一回の練習で精力的に体を動かすことにも励んでいます。

安部 勇輝ABE YUKI

JFEエンジニアリング インド(取材当時)
2013年入社 商学研究科

文化や国民性の違いを超えるやりがい

インドのムンバイにある現地法人に常駐し、主に経理として、会計事務所のサポートの下、会計・税務に関する事務作業を担当しています。また営業として、地方自治体・コンサルからの情報収集、展示会出展、要人の日本招聘・当社技術売込みなども行います。
海外では、文化・国民性の違いを超えて、互いに寛容に仕事をしなくてはなりません。それが難しさであり、同時にやりがいにもなります。綿密な計画を立てる日本人に対し、インド人は「とりあえずやってみる」というマインドで仕事をしているように感じます。そのため、会計・税務の書類提出直前になって追加書類を求められて困ることがよくあります。逆にインド人は、我々の意思決定が慎重すぎる、規則や職務分掌が明確に規定されていない、といった不満を抱えているようです。その溝を埋めていくことが課題です。
終業後は出張者や現地スタッフとともにインドカレーとインドビールを楽しんでいます。インドの料理は案外バラエティに富んでいて、一口にカレーといっても味も素材も様々です。週末は朝にビデオチャットで最近産まれた息子の様子を眺めた後、生活物資の買出しに出かけたり、ムンバイ市内のレストランを巡ったりしています。長期休暇は一時帰国休暇制度を利用して日本で家族と過ごすことが多いですが、連休の際には国内旅行に出かけることもあります。生で見た壮大なタージ・マハルやアジャンター石窟寺院には思っていた以上に感動しました。

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