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2003年6月16日
JFEエンジニアリング株式会社
石川県河北郡津幡町 循環式流動汚泥焼却設備が順調に稼動
当社は平成14年3月、石川県河北郡津幡町向けに循環式流動汚泥焼却設備を納入し、稼動後1年が経過致しました。国内では本形式の実機稼動事例が数例と少ないことから、その運転状況に注目が集まっていましたが、当初期待通りの効果を挙げ、順調な運転を続けております。
河北郡広域事務組合では郡内全域のごみ、RDF、し尿、汚泥を津幡町の処理施設で広域処理しており、下水汚泥を主体とする脱水汚泥は同施設内の汚泥焼却センターで焼却処理しています。
同センターでは、下水汚泥焼却用として主流の気泡式流動炉方式である1号焼却設備(15t/日)を、平成9年から稼動させていましたが、汚泥の増加量に対応するため、次世代流動炉として脚光を浴びつつある循環式流動炉方式の本2号設備(20t/日)を建設するに至りました。
循環式流動炉は、燃焼を行なう炉本体(ライザー)、硅砂を回収するサイクロン、回収した硅砂を炉に循環させるダウンカマー、炉底部未燃ガスの逆流を防ぐためのループシール等から構成されております。炉内部では高温の流動媒体(硅砂)が高速流動化状態を形成しており、この中に汚泥を投入することで効率良く焼却でき、炉径が小さくなる、燃焼空気を送る送風機の運転動力が削減できる等のメリットを有しており、具体的には、下記の特徴があげられます。
本設備では実際に1号15t/日炉の径が約3.3mであるのに対し、2号20t/日炉は約2mと2/3以下になっており、1号設備と同一敷地面積内に余裕を持って設置されています。
運転結果からは、汚泥トンあたりの燃焼空気送風機動力が33.3kwから21.1kwと約3割程度削減した他、当社の保有する最適2段燃焼運転技術により、排ガス中の温暖化ガス低減効果も得られることが確認されました。
硅砂が高速で循環することから長期運転の中での炉内キャスタブルの磨耗や硅砂の飛散が心配されましたが、稼動後約1年経過した現在の状況より、問題無いことが確認されています。
維持管理コストの削減、環境負荷の低減、等が強く求められる昨今、下水道事業の設備改築・更新をいかに付加価値を高めて効率的に進めるかが大きな課題となっていますが、循環式流動汚泥焼却設備はこれらの課題を解決する1つの有力なシステムとしても期待されています。
これを機に、当社は、長期安定稼動を続けている循環式流動汚泥焼却設備を、積極的に自治体へ提案してまいります。
以 上
●本件に関するお問い合わせは下記にお願い致します。
JFEエンジニアリング(株) 総務部 総務室 TEL.03(3217)2138
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