ニュースリリース
2003年4月14日
JFEエンジニアリング株式会社
日本機械学会技術賞を受賞

 当社はこのたび、(社)日本機械学会(会長 伊東誼東京工業大学名誉教授)から、独自に開発した廃棄物処理技術である『廃棄物高温ガス化直接溶融炉プロセス』に対し、2002年度技術賞を授与されました。

(社)日本機械学会は1897年に創立された我国最初の工学系学会であり、会員数では最大の団体であります。

 過去10年間の主な技術賞として、新幹線『のぞみ』の開発、『GDIエンジン』、『カーナビゲーションシステム』、『人体のCTスキャン装置』等がありますが、廃棄物処理技術としては初めての受賞となります。

 『廃棄物高温ガス化直接溶融プロセス』は、鉄鋼業で長年の実績と信頼性を持つ高炉技術をベースに、種々の性状・形状を持つ一般廃棄物・産業廃棄物を、効率的かつ安全に処理することを目標に、1991年度に開発に着手したものであり、2002年度には岐阜県各務原市殿向け一般廃棄物処理設備を始めとして、国内5工場が極めて順調に稼動を開始しています。

 これまで、この技術に対しましては、1998年に(財)廃棄物研究財団から技術評価書を、また技術の独創性に対して2000年に(社)日本燃焼学会から技術賞を戴いておりますが、今回の受賞は実機工場の稼動を通して技術の独創性、優位性が認められたもので、また、4月にNKKと川崎製鉄が統合・再編されて誕生した『JFEエンジニアリング株式会社』として、初めての受賞であり、一段と意義深いものがあります。

 『廃棄物高温ガス化直接溶融プロセス』の特徴としては

1) 一つの炉で、廃棄物中の不燃分を溶融スラグ・メタル化して利材化すると同時に、可燃分をガス燃料化する資源循環型の廃棄物燃焼処理の技術
2) 廃棄物処理の課題とされる無害化、減容化、エネルギー回収の三要素を同時に達成できる技術
3) 高温で流動化する浅いベッドを炉内に形成することにより家庭ごみだけでなく、廃プラスチックや汚染土壌まで、どんな廃棄物でも前処理なしに強い還元状態で溶融でき、再利用価値の高いスラグとメタルとして回収できる技術
4) シャフト型の廃棄物処理炉としては世界初の独創的技術(特願2001-175686,358990等)である連続出滓技術(溶融した不燃物を連続的に出す技術)

等があげられます。

 『廃棄物高温ガス化直接溶融プロセス』は、当社が長年、焼却プラントや鉄鋼事業等で培った技術をベースに、上記技術を発展させ、ユーザーの志向に合致したトータルシステムとして完成したものであります。

 JFEエンジニアリングでは、今回の受賞を励みとして、NKKと川崎製鉄両社が保有していた人的・技術的価値を最大限に発揮・発展させ、我国のみならず、世界の社会基盤の整備に貢献していきたいと考えております。

以 上   
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JFEエンジニアリング(株) 総務部 総務室 TEL.03(3217)2138