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パイプラインの施工技術

JFE Rapid工法

JFE-RAPID工法はJFEエンジニアリングが提供する弧状削進工法で、石油ガス田掘削などで方向を自由に制御して傾斜孔の削進を可能としている方位掘りの技術を活用しています。最初にパイロット管の先端にドリルヘッドを装着して、立抗を構築することなしに、地上から斜めに削進し、河川などの障害物の下を滑らかな曲線軌道で孔を掘り、その中に所定口径の鋼管を引込みます。ドリルヘッドの削進方向を制御し、意図した線形にパイプラインを敷設します。立坑が不要で、長距離のパイプラインの敷設が短期間で施工可能なため、工事費の低減が図れます。

施工手順

STEP 1 パイロット孔削進

パイロット管の先にはドリルヘッドが装着され、泥水のジェット噴射により土を掘削します。パイロット管は削進機(リグ)により送りだされます。削進中のドリルヘッド位置は二系統の位置センサーによって監視し、リグによって方向を制御し、計画路線通りに削進します。

STEP 2 リーミング(拡孔)

パイロット孔貫通後、発進側にてリーマーを取り付け、リグにて回転させながら到達側に押し込みリーミングを行います。リーミングにより形成された孔は高濃度の泥水を充満して保持します。

STEP 3 長尺管引込み

リーミング終了後、長尺管(本工事の場合二重管である)接続ヤードにて引込みパイプにスイベルジョイントおよび長尺管を接続し、リグにより発進側に引込みます。

ノーブロー工法

工法の概要

中圧ガス導管の分岐・遮断工事をガスの流れを確保したまま減圧せずに安全に行なう配管施工法です。

ノーブロー工法の特長

  • 本管の流れを確保したまま施工可能で供給操作が不要です。
  • 実管試験およびFEM解析に通して、継手の強度/耐震性能を確認しています。
  • 国産化継手を開発し、高水準の品質管理を徹底しています。
  • 200件/年以上の豊富な実績があります。
  • 本工法は東京ガス(株)殿とJFEエンジニアリング(株)との共同開発品です。
フィッティング取付
遮断状況

施工手順(分岐遮断工法の例)

中圧ノーブロー工法の適用口径

適応圧力 中 圧
(1MPa未満)
工法 分岐管口径(A)(D2) 本管口径(A)(D1)
100 150 200 250 300 400 500 600 750
同径分岐工法
100 - - - - - - - -
150 - - - - - - - -
200 - - - - - - - -
250 - - - - - - - -
300 - - - - - - - -
400 - - - - - - - -
異径分岐工法
100 -
150 - -
200 - - -
300 - - - - -
400 - - - - - -
同径遮断工法
- ※1
分岐管遮断工法
(アウトレットストッパー工法)
- - - -
  • ※1 高圧ノーブロー工法および大口径ノーブロー工法については、別途ご相談ください。

パイプライン自動溶接技術

進化し続ける溶接技術

パイプラインMAG自動溶接工法(MAX-Ⅱ)

自動化レベルを高めて溶接の脱技量化を図った、管径 400A以上の自動溶接装置です。

MAX-Ⅱ工法の特長

  1. MAG溶接法による高能率、高品質の溶接が可能
  2. 溶接ヘッドは小型(高さ200mm)・軽量(重さ16.5kg)
  3. あらかじめプログラムされた溶接データと、アークセンサーによる開先倣いの組み合わせによりスタートから最終層までの連続運転が可能。

JFEハイモード(地中埋設物探査レーダー)

概要

地中探査レーダーとは、電磁波を利用し、地中の埋設物情報を把握する探査手法です。
電磁波を地表から地中に向けて放射すると、地中の電気的性質が変化する部分が電磁波の反射面となり、この反射面から反射波が返ってきます。
この反射波を捉えることにより、地中部の埋設物や地盤構造、空洞を非破壊的に探査することができます。

特長

  1. 高性能探査レーダーおよび弊社エキスパートにより、掘削工事における埋設物損傷事故を事前に予防できます。
  2. 2つの周波数の電磁波を地中に同時放射することで、一度に浅層埋設、深層埋設の測定ができます。
  3. 鋼管などの金属、ヒューム管や塩化ビニル管、ポリエチレン管などの非金属でも探査ができます。

適用対象

ガス管、上下水道、電力ケーブル管、道路下の空洞

カタログダウンロード

JFE-RAPID パイプライン弧状推進工法 【1.03MB】
TDW方式 ノーブロー工法 【1.69MB】

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