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地熱発電システム

わが国の地熱エネルギーは、世界有数の豊富な資源分布が確認されている再生可能エネルギーとして、積極的な活用が大いに期待されています。JFEエンジニアリングは、1966年に稼動したわが国初の地熱発電所で配管システムの設計・施工を担当して以来、主な国内の地熱発電所、更に海外ではインドネシアおよびケニアでの地熱発電所に実績を有している、地熱地上設備のリーディングカンパニーです。独自開発による高性能サイクロンセパレータ(気水分離装置)などの蒸気生産設備から、2010年より販売開始したバイナリー発電設備までの「地熱発電一貫システム」を提供し、安定電源かつ純国産の再生可能エネルギーとして地熱発電を推進しています。

JFE地熱発電一貫システム

JFEエンジニアリングは、サイレンサ、セパレータおよび蒸気・熱水輸送パイプラインなどから成る蒸気生産設備、熱水還元設備、さらに蒸気と熱水ともに利用できるバイナリー発電設備までの、地熱発電システムをトータルに提供しています。

蒸気生産設備

気水分離設備

井戸から噴出する熱水蒸気を処理し、発電所で使えるようにする設備です。蒸気や熱水を移送するパイプライン、蒸気・熱水を分離する気水分離設備、熱水を貯留したり地下に還元する熱水還元設備、余剰蒸気を大気に放散するサイレンサなどから構成されています。

バイナリー発電

オーマット・ガレーナ地熱発電所 30MW
米国ネバダ州リノ(オーマット・テクノロジーズ社 設計・施工・運営・所有)
地熱バイナリー発電所 1.5MW級 鹿児島県指宿市
(当社設計・施工)

バイナリー発電は、従来のフラッシュ式発電に必要な蒸気に比較して、低温域(100℃以上)の蒸気・熱水を利用して、沸点が水より低い媒体を気化させてタービンを回す方式です。JFEエンジニアリングは、2010年に米国オーマット社と地熱バイナリー発電設備の業務協定を締結しました。このバイナリー発電設備は、世界最高クラスの発電効率と信頼性を誇り、世界中に270万kW以上の豊富な納入実績を有しています。単機出力250kWから40,000kW級と、幅広い出力への対応が可能です。

バイナリー発電の仕組み

新たな取組み『地熱発電事業』

岩手地熱(株)松尾八幡平地熱発電所
岩手県八幡平で発電事業会社『岩手地熱(株)』設立(2011年10月)
参加会社 JFEエンジニアリング(株)、日本重化学工業(株)
地熱エンジニアリング(株)、三井石油開発㈱
協力 八幡平市
規模 7,499kW、2018年度事業開始

新たな取組み『温泉発電』

土湯温泉16号源泉バイナリー発電所

バイナリー発電による温泉熱の利用は、地域の地産地消エネルギーとして注目されています。JFEエンジニアリングは、福島市土湯温泉町にある㈱元気アップつちゆ殿による土湯温泉16号源泉バイナリー発電所の建設に取組みました。同発電所は、2015年から供用を開始、順調に発電を継続しています。

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