ハイブリッドケーソン・L型ケーソン(岸壁用)

 

インフラストラクチャー タイトル
ケーソンは、防波堤、岸壁・護岸など大型の重力式構造物に多くの施工実績があり、通常その構造は鉄筋コンクリート部材で構成されています。これに対してハイブリッドケーソンは、構成する部材に鋼・コンクリートの合成部材を用いたもので、高強度の鋼材と耐久性のよいコンクリートという材料相互の特性を生かし、優れた耐久性をもつと同時に、軽量で高じん性を有し、長大かつ大型で特殊な形状の岸壁も比較的容易に適用できる特長をもっています。
ハイブリッドL型ケーソン(ブロック)はハイブリッドケーソンをベースとしたL型の構造形式で、前壁に合成版、背面には鋼製のストラットを配置し、高い強度を有します。
実験や解析によりケーソンなど他の重力式のものと同等の耐震性を有していることが確認されています。ケーソンでは不経済になる場合が多い比較的浅い水深においても経済的な岸壁の設計が可能です。また、単位重量が小さいため、従来のL型ブロックより長尺化できます。

実績例

ハイブリッドケーソン:標準タイプ岸壁
名称 ハイブリッドケーソン:標準タイプ岸壁
工事名称 北九州港(響灘地区)岸壁ケーソン
発注者 運輸省第四港湾建設局(現:国交省)
目的・機能 岸壁(-15m)
竣工年度 1998年度(平成10年度)
寸法諸元[m] 高=17.1、幅(上/下)=4.0/10.8、長=35.0m
数量[/函] 自重=1670t(鋼材=170t、Con.=612m3)
設計概要 設置水深-15.6m、設計震度Kh=0.10
特長 フーチング張出長=海側2.8m、陸側4.0m

ハイブリッドケーソン:耐震強化岸壁
コンクリート打設前
名称 ハイブリッドケーソン:耐震強化岸壁
工事名称 新興津岸壁
発注者 運輸省第五港湾建設局(現:国交省)
目的・機能 耐震強化岸壁(-15m)
竣工年度 2000年度(平成12年度)
寸法諸元[m] 高=18.5、幅(上/下)=13.0/23.3、長=27.2m
数量[/函] 自重=2461t(鋼材=305t、Con.=880m3)
設計概要 設置水深-16m、設計震度Kh=0.25
特長 フーチング張出長=海側4.3m、陸側6.0m

ハイブリッドケーソン:バットレス付タイプ
名称 ハイブリッドケーソン:バットレス付タイプ
工事名称 敦賀港金ケ崎地区港湾改修工事
発注者 福井県嶺南振興局敦賀港湾事務所
目的・機能 岸壁(-7.5m)
竣工年度 1999年度(平成11年度)
寸法諸元[m] 高=9.0、幅(上/下)=6.0/21.0、長=30.0m
数量[/函] 自重=973t(鋼材=122t、Con.=348m3)
設計概要 設置水深-8m、設計震度Kh=0.20
特長 フーチング張出長=海側3.0m、陸側12.0m
備考 陸側フーチング張出用にバットレスを追加

ハイブリッドL型ケーソン:標準タイプ岸壁
名称 ハイブリッドL型ケーソン:標準タイプ岸壁
工事名称 中部空港岸壁築造L型ブロック製作工事
発注者 愛知県企業局
目的・機能 岸壁(物揚場)
竣工年度 2000年度(平成12年度)
寸法諸元[m] 高=8.6、幅(上/下)=0.8/10.0、長=40.0m
数量[/函] 自重=891t、鋼材=75t、Con.=304m3
設計概要 設置水深-6.1m、設計震度Kh=0.18
特長 フーチング張出長=海側2.0m、陸側8.0m
備考 裏込石投入時衝撃緩和用発泡ウレタン吹付