沿岸構造物

 

インフラストラクチャー タイトル

JFEエンジニアリングの沿岸構造物商品は、長年培って参りました橋梁・造船・製鉄の技術分野を融和・応用し、沿岸構造物の分野へ新たに鋼構造商品を送り出したところが出発点です。
 JFEエンジニアリングは、1987年のハイブリッドケーソン第一函の開発に関与し、その後現在に至るまで、幾多の改良や付加価値を加えながら、ハイブリッドケーソンを当社の主力製品として育てて参りました。JFEエンジニアリングが世に送り出したハイブリッドケーソンは総数500函以上に及び、国内No.1の実績を誇っております。
 また、ジャケット構造物は、近年、高規格大水深の耐震岸壁に数多く採用されていますが、このジャケット構造物でも、国内トップクラスの技術・経験を保有し、岸壁・防波堤建設に多数の実績を残しています。
 さらに、ポンツーン等の浮体施設や沈埋トンネルでも多くのJFEエンジ製の商品が活躍中です。


岸壁/桟橋

 岸壁(桟橋)・物揚場には、ジャケット構造物やハイブリッドケーソン等の鋼構造物が多数利用されています。
ジャケット桟橋は高剛性と変位や曲げに強い構造が特長であり、地盤改良が不要になる点や杭打設費用を低減出来る点が評価され、耐震岸壁を中心に近年採用数が増加しています。
 また、ハイブリッドケーソンは、軟弱地盤箇所や急速施工を要する場合を中心に、様々の条件での活用例があります。さらに、比較的水深の浅い岸壁・物揚場においては、ハイブリッドケーソンをベースに更に経済性を追求したハイブリッドL型ケーソンが採用されています。
 このように、岸壁に関しては、スーパー中枢港湾にみられる大水深高規格岸壁から、漁港用の比較的水深が浅い岸壁・物揚場まで、個々の条件の多様性に合わせた最効率の工法の中に、JFEエンジニアリングが持つ海洋構造物の技術が多数採用されています。

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防波堤/消波堤

 防波堤にも、ハイブリッドケーソンやジャケットの採用例が多数あります。
 ハイブリッドケーソンは、その剛性や構造の柔軟性というメリットが評価され、大水深・大波浪の第一線級の防波堤にも多数採用されています。また、消波構造の防波堤についても、強度なスリット構造が実現出来、しかも施工も在来ケーソンに比べ容易である事から、多くの実績があります。
 一方、ジャケット式防波堤・消波堤は通水性に優れ、大水深地域では地盤改良を伴わないメリットを活かし、瀬戸内海や有明海等の比較的波浪の小さい条件の海域で採用されています。JFEエンジニアリングの技術は、防波堤・消波堤の分野でも、ハイブリッドケーソン、ジャケット構造で多数活用されています。

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埋立護岸/中仕切護岸

 ハイブリッドケーソンは、大水深・軟弱地盤の条件で特に有利な構造ですが、これに加え、高い剛性と軽量構造さらにはねじれにも強く、従来ケーソンと比較して長尺化が可能という点が高く評価されています。埋立護岸においては、長尺で製作函数を減らせるという利点を活かして、ハイブリッドケーソンがこれまで多数採用されてきました。
 また、護岸としての活用が期間限定的な中仕切護岸には、ハイブリッドケーソンのコンクリートを省略した鋼製ケーソンや鋼製L型ケーソンが数多く供用されています。
 JFEエンジニアリングはハイブリッドケーソンのNo.1メーカーとして、多くの実績を有しています。

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浮体施設

 JFEエンジニアリングは、浮体施設としてRCハイブリッドポンツーンと鋼製ポンツーンの技術を有しています。
 RCハイブリッドポンツーンは、ハイブリッドケーソン技術の応用から生まれた構造で、高剛性、高水密性、低吃水等の優れた利点を持っており、近年採用事例が増加している形式です。また、外壁を合成版ではなく鋼板のみとする鋼製ポンツーンは、さらに軽量化が可能で、耐用年数の比較的短い浮桟橋に採用されます。
 JFEエンジのポンツーンは、桟橋や波除堤など全国に実績があります。

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エネルギー関連施設

 近年、原子力発電所や火力発電所、さらにはLNG・LPG備蓄施設の港湾構造物に鋼構造物の採用が増えつつあります。
 JFEエンジニアリングは古くは、前身のNKK時代に、油田掘削用ジャケット等のエネルギー関係構造物を手掛けましたが、近年は、ハイブリッドケーソンとして原子力発電所用の放水口施設を、またジャケット構造物として火力発電所用の揚炭桟橋やLNG施設桟橋を手掛けています。
 JFEエンジニアリングの技術は、エネルギー関連の港湾施設でも大きく貢献しています。

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人工地盤

 羽田空港沖合展開プロジェクトに見られるジャケット構造による人工地盤にはJFEエンジニアリングのジャケット技術が活用されています。また、大型浮体構造物による人工地盤についても、JFEエンジニアリングは浮体施設での自社技術を活かした研究を行っております

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沈埋函

 近年、海底トンネル工法に沈埋トンネル工法が広く採用されてます。沈埋トンネル工法にはRC工法もありますが、最近は鋼殻を用いた合成構造の沈埋函工法が一般的となってきました。
 ハイブリッド構造の沈埋函は、大型構造物となるケースが通例ですが、JFEエンジニアリングでは、津製作所の海洋ドックで沈埋函を合理的かつ経済的に製作することが出来ます。

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海上橋脚仮設設備

 ジャケット構造物は、現地工事の工期短縮が可能であり、据付・撤去が比較的容易であることから、海上橋脚建設時の仮設桟台等、仮設施設にも広い範囲で利用されています。
 また、橋脚自体の建設にはニューマッチックケーソン工法が採用される場合がありますが、その際、鋼殻ケーソンが活用される事例があります。

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空港関連施設

 沿岸域空港における進入灯構造物や山岳空港での人工地盤構造にも、JFEエンジニアリングの沿岸鋼構造技術を活用した構造物が活躍しています。

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その他

 JFEエンジニアリングの沿岸構造物技術は、上記以外のさまざまな分野でも活用されています。
 釣桟橋等の鈑桁を用いた海上施設、日本最大級の高層鋼製魚礁、沈埋函技術を応用したハイブリッドボックスカルバート等、JFEエンジニアリングの沿岸構造物技術の利用範囲は限りなく広がっています。