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IT専門知識不要のAI活用ツールを新開発 ~国内外のプラント操業にAI・ビッグデータの活用を加速~

2018年11月9日
JFEエンジニアリング株式会社

JFEエンジニアリング株式会社(社長:大下元、本社:東京都千代田区)は、ITの専門知識を持たない社員でもAI・ビッグデータを容易に活用できるデータ解析ツール(名称:「Pla'celloプラッチェロ」※1)を開発し、本日運用を開始しました。

プラントの設計や操業においてAI・ビッグデータを活用するには、情報学の知識(専門的なプログラミング言語の習得)や統計学の知識(数値解析のスキル)に加え、プラント技術者が保有する領域知識(プラントの専門知識)が必要です。本日運用を開始した「Pla'cello」は、領域知識を有する技術者が、情報学と統計学の知識がなくとも、ドラッグ&ドロップ程度の直感的な操作でAIの利用やビッグデータ解析が可能となるツールです。

現在、プラントの操業により収集されるデータは膨大で、その情報を高度に解析し、活用できるデータサイエンティスト※2は慢性的に不足しています。また、従来、情報学や統計学などの専門知識を持たないプラント技術者がデータを分析するには、一般的な表計算ソフト等を用いて1週間程度の時間を要する事例もありました。

このような中、プラントの知見を豊富に有する技術者が「Pla'cello」を使用することで、操業解析、予兆検知、需要予測、画像診断などを容易に行うことが可能になり、データ解析関連の業務に要する時間を最大90%削減します。

当社は2020年には「Pla'cello」を活用できる技術者を300人程度に拡大する予定で、これは300人のデータサイエンティストを育成・採用することに匹敵します。このような人材の拡大により、当社横浜本社内「グローバルリモートセンター(以下、GRC)」※3に接続しているお客様ほかからお預かりしたプラントの運転データを、解析しやすい形式に加工し新たな知見を付加するなど、お客様へのサービスの高度化や業務の効率化を実現します。

当社は今後も、GRCからのプラント操業支援に加え、最新のITツールをプラントの設計や操業にも活用することで、安全安心な社会基盤の構築に貢献してまいります。

  • ※1
  • 「Plant」と「Cervello(チェルベーロ)」を合成した造語であり、「Cervello」はイタリア語で「頭脳」を意味。商標登録出願中。
  • ※2 情報学と統計学の専門知識を有し、ビッグデータを活用・分析し、それをマーケティング等に活かしてビジネスに価値を生み出すプロフェッショナル。AI人材。
  • ※3 ニュースリリース
    http://www.jfe-eng.co.jp/news/2018/20180316081233.html参照

以上

本件に関するお問い合わせは下記にお願い致します。

  • JFEエンジニアリング株式会社 総務部 広報室
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