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第44回優秀環境装置表彰で経済産業大臣賞を受賞

2018年6月25日
JFEエンジニアリング株式会社

JFEエンジニアリング株式会社(社長:大下 元、本社:東京都千代田区)の「対向流燃焼方式を適用した廃棄物焼却炉」が、一般社団法人日本産業機械工業会主催の第44回優秀環境装置表彰において、経済産業大臣賞を受賞しました。

近年、廃棄物焼却炉には、発電性能の向上、環境負荷低減、運転コスト低減など、様々な課題への対応が強く求められています。当社はこれらの課題を解決するため、「高温空気燃焼技術※1」を適用した「JFE ハイパー21ストーカシステム」を開発し、多数の納入実績があります。

このたび当社は、高温空気燃焼技術をさらに発展させた「対向流燃焼方式※2」を世界で初めて廃棄物焼却炉に適用することで、排ガス中の一酸化炭素(CO)の発生量を従来値に抑えつつ、窒素酸化物(NOx)発生量を当社従来比20~30%削減することに成功しました。
これにより、多くの施設において、従来設置されていた触媒脱硝設備※3が不要となり、施設のコンパクト化とメンテナンス費用の低減を実現します。さらに、触媒脱硝設備で消費されていた排ガス加熱用蒸気をタービンに供給できるようになり、発電量の増加にも寄与します。

当社はこれからも都市環境プラントのリーディングカンパニーとして、循環型社会の形成および環境保全への貢献を目指し、お客様のニーズに合わせた最適な技術を提供してまいります。

  • ※1 焼却炉側壁より、高温空気と再循環排ガスを混合させた高温混合気を吹き込むことで、ごみ層直上の空間に平面状燃焼領域を形成する技術。低空気比下でも安定した燃焼を実現。
  • ※2 焼却炉天井より、高温混合気を下向きに吹き込むことで、炉幅方向全域にわたる均一な平面状燃焼領域を形成する技術。
  • ※3 排ガス中のNOxを低減する設備。

受賞技術の概要

表彰式の様子

斎藤保日本産業機械工業会会長(前列中央)、当社大下元代表取締役社長(前列左から3人目)他関係者

以上

お問合わせは下記にお願いいたします。

  • JFEエンジニアリング株式会社 総務部広報室
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